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和暦〈神無月〉 蠍座の新月
和暦の始まりは新月から
和暦は各月の1日は必ず新月です。一般のカレンダーではもう11月も半ばになりましたが、和暦閏年の今年は今日から神無月(十月)です。
高月美樹さんの『和暦日々是好日』も、あとは霜月、師走と残り少なくなってきて寂しいですが、先日2024年版も発売され、北斎づくしが素晴らしい北斎手帳です。
言葉が美しくて、声に出して読んでみる。何度も何度も読んでみる。この美しい書籍を精魂込めて世に送り出される高月先生のご苦労はいかばかりでしょう。
ぐんと冷え込んできましたね
立冬(11月8日)を過ぎて、ぐんと寒くなりました。日中は暑い日が続き、九州では20度を超えてましたから、長い間、今年は暑かったですね。とはいえ、和暦では長月(九月)だったわけですから、それほど異常気象というわけではないのかもと個人的には思ったりもします。
別府鉄輪に滞在してますが、あったかい湯けむりが目にも嬉しくなります。そこここに温泉が湧き出、住人も旅人も裸の付き合いができるこの街は特別な場所。国内だけでなく、東南アジアから、ヨーロッパから海外のお客様で湯治宿は満杯です。
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紅葉を染める時雨月
時雨は初冬に
しとしとと降る雨。
紅葉を染める時雨月。
時雨月とは秋の終わりから冬の初めにかけて、急に降ってすぐに止むような通り雨だそうです。一雨ごとに冷たい風を感じます。
色鮮やかな紅葉に、優しい雨が降り、落ち葉の重なりが土に還っていく。冬に向かって終わっていくこの季節は、蠍座生まれの私にとっては本質を見せられているようです。
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蠍座の新月
破壊と変容
蠍座の持つキーワードです。
目に見えるものが破壊されて変容の扉を開く。
これまであたりまえだったことが無くなり、壊れてしまうことは、痛みを伴い、悲しみや不安が湧き上がってきたりします。
でも見えない領域では、破壊されたものが、どろどろになって変容し、新たな息吹をを生み出す混沌とした移行の時でもあります。
その奇跡のような有り様は、あの世とこの世を混濁したような神秘的な美しさ。
一年の中で一番、見えない領域との境界線を越える蠍座のシーズン。
季節の変わり目で、身体も心も頑張っているかもしれませんね。変化をゆるし、本格的な冬を迎える前の変化の時を、温かくして過ごしてまいりましょう。
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