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倉見山
[ルート] 東桂駅(561m)→倉見山登山口→倉見山(1256m)→相定ヶ峰→堂尾山公園→寿駅(710m)
JR大月駅で富士急行に乗り換え40分弱、「三つ峠駅」のひとつ手前の「東桂駅」で下車。案内標識がないのでGPSを見ながら1km強歩いて、墓地脇の「倉見山」登山口に到着。鹿避けの鉄の扉を開けて本日の山歩スタート。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/67045300/picture_pc_11c70653660d88ca4105a3b79bbb154e.jpg?width=1200)
落葉が積もっている道を行く。はじめはさほど傾斜がきつくなかったので歩きやすいと思っていたのだが、後ほど傾斜がきつくなり、鉄製と思しき簡易ステップが無かったら、登るのに相当難儀していただろう。雪が降ったら、間違いなくアイゼンが必要になると思われる。踏まれた様子もあまりなく、落葉ラッセル状態。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/67045633/picture_pc_074d2d533b9387a899f9ea66088edf26.jpg?width=1200)
平らなところはほとんどなく基本登り一辺倒である。何度か偽ピークに騙された。山頂直下は落葉と急登で登るのに苦労した。迷うような場所は無いが尾根が広いところは道が不明瞭である。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/67045802/picture_pc_c1581433add8859fb7eac41ad468135f.jpg?width=1200)
駅から1時間50分ほどで狭い山頂に到着。休む感じの場所でもないので、写真を撮って、先へ進むことにする… と思ったが道が無い、というか、どこを下りたらいいのか分からない。少し道を外し登山道に復帰したが、かなりの急坂である。短い急坂を下ると、壁が出現。「これを登るのか」と思いつつ、道を探してなんとかクリア。ロープはない。泥濘していたり雪道だったら登れるのだろうか。いや、下りる方が大変かもしれない。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/67046301/picture_pc_fdeacaf95043c32a5ac5019e46912c5f.jpg?width=1200)
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/67046769/picture_pc_1327cbefbbec85aa34474fa7bcfe751d.jpg?width=1200)
少し進んだところに眺望ポイントがあった。今回は東桂駅から登ったが寿駅からも登ることができる。前者は山頂に到着するまでは富士山は見えない。後者は富士山を眺めつつの登りである。
山頂を境に広葉樹林帯から針葉樹林帯に変わり、落葉に悩まされなくなった。ほとんど自然林だが大木は無い。過去に伐採し尽くしたのだろうか。しばらく進むと、相定ヶ峰に出た。ここから杓子山へと縦走できるが、登ったことがあるのと、破線ルートなので今回は無理せずパス。山頂までの道とは打って変わって、お気楽なハイキングコースさながらの道を進む。
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/67046780/picture_pc_fd2b591d8ecc53aae9749ef2eadd3ad9.jpg?width=1200)
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/67113896/picture_pc_be34515485996656e1405277fc53d2f0.jpg?width=1200)
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/67114842/picture_pc_55333a6b068bfbdadc5c612a40b7a730.jpg?width=1200)
スムーズな下りで、あっと言う間に「堂尾山公園」に到着。「富士見台」なる場所があり富士山が一望できるが電線が邪魔をしているので写真は撮らず。途中に御神石と思しき巨石があり「蠺影神」と彫られた石碑が置かれていた。調べるとどうやらこの辺りではかつて養蚕が盛んだったようである。
山頂から1時間強で寿駅側の登山口に到着。こちら側は麓からでも富士山が見える。着替えを済ませ、一息ついて無人駅である「寿駅」へと向かい、駅の側にコンビニがあったので電車の時刻までまったりする。
誰ともすれ違わず追い抜かれずのひとり旅。駅の反対側の「三ッ峠山」はさぞかし混雑していることだろう。穴場と言うほどでもないが、存分に富士山を堪能できる山である。9km弱、休憩入れて3時間半の山歩。朝一で来て正解だった。もう少し遅かったら、霜柱が溶け出して、登り下りとも泥濘に悩まされたであろう。さて、次はどの山に登ることになるのだろう。