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不二

 問いには答えが、 不思議には驚きがついてくる。疑いはどうだろう。物ともせず丸っと信用するか、解消すべく検証するか、いつの間にかすっかり忘れていたりするか、そして、不意に蘇ったり….  それとも、自然に委ね晴れる日が来るのを待つか。もしや、疑いを持てるということ自体に驚きを見出したりして….

 自分という摩訶不思議な存在との邂逅。それに気づいた古今東西の無数の探求者。言葉にするものもあり、沈黙を保つものもあり、言葉にできないことを知りつつも言語化を試みるものもあり。扉のない心と心の議論が新たな発見をもたらしたり。いや、ただそのままで例外なく誰もが探求者であり発見者だったり。