『山の詩集』 05
「途上」に「みち」とルビが振られている。どうしたって『あの事は話されない….』が、誰もが知っている。知とか不可知とか分けられる前の「知」。特別なものではないゆえに看過される、未分の大智即大悲。
本来なんでもないものが、なんでもないことに気づけば夢うつつ、即夢、即現。ありとあらゆる概念に抗う「心」。光でも闇でもないゆえに! 抽斗はいつも空っぽだが、それ以上に満たされることはない。
「途上」に「みち」とルビが振られている。どうしたって『あの事は話されない….』が、誰もが知っている。知とか不可知とか分けられる前の「知」。特別なものではないゆえに看過される、未分の大智即大悲。
本来なんでもないものが、なんでもないことに気づけば夢うつつ、即夢、即現。ありとあらゆる概念に抗う「心」。光でも闇でもないゆえに! 抽斗はいつも空っぽだが、それ以上に満たされることはない。