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裏高尾〜南高尾

[ルート] 高尾駅→(バス) 日影→(日影乗鞍経由) 小仏城山→大垂水峠→大洞山→コンピラ山→中沢山→榎窪山→草戸山→草戸峠→拓大分岐→四辻→高尾山口駅→高尾駅

 「日の出前にヘッデンつけて駅から5kmほど公道を歩いてまで山に行きたいか」との思いが勝っていたからか寝坊。起きると中途半端な時間。調べたら登山口に11時前には着けることがわかり、支度して出かけることにした。

 高尾駅からバスに揺られ「日影」で下車。裏高尾と呼ばれているらしいルート。林道を歩いても行けるが、日影乗鞍経由(破線ルートらしい)で、まずは小仏城山まで。高尾とは思えぬほど空いている。

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 登り始めは湿った地面で先が思いやられたが、すぐに乾いた歩きやすい道になった。追い抜かれることも擦れ違うこともほとんどなくほぼ一人歩き。樹林帯だが日が当たるところも多いのでさほど寒くはない。1時間ほど歩き山頂直下で林道に合流した。素晴らしい景色。やっぱり来て正解。

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 城山に到着すると賑わっている。やはり高尾である。富士山は雲隠れしていたので、松の写真を撮り、少し休憩した後、大垂水峠に下ることにする。日没前には高尾山口駅に下山できると判断し、当初の予定通り、南高尾を歩くことにする。真夏に高尾山口駅から登った際に相当きつかったことを思い出す。ブランクのせいだったのか、それとも、暑さのせいだったのか...

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 城山から大垂水峠への道は歩いた記憶が微かにあるが定かではない。思ったよりも時間がかかり、想定していた時間よりも少しビハインドし大垂水峠に到着。この区間も高尾とは思えぬほど静かだった。急な下りが多かったが、泥濘していないので助かった。沢山の人に歩かれていたら、そうはいかなかっただろう。

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 大垂水峠からひと登りし、大洞山に到着。ここから緩い起伏を繰り返し、前回スルーしてしまった中沢山に向かう。案内板が小さく、またしても見失うところだったが、山頂の観音様とご対面。ミッションコンプリート。

 少し休んで先に進む。まだまだ先は長い。少し進むと、富士山鑑賞スポットに到着。城山山頂よりは見える。空気が澄んでいて、とても気持ちがいい。休んでおられた方と話していると風が吹き、枯葉が舞い上がった。幻想的な風景。「もう一度」と思えど、諸行無常なり。

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 草戸山までは気持ちのいいトレイル。「あの真夏の苦しさは何だったのだろう」と思いつつサクサク進むが、草戸山から先はきつかった。終盤のアップダウンはメンタルもフィジカルもやられる。特に草戸峠から四辻までがとても長く感じた。

 やっとのことで四辻に着き、高尾駅方面の道を見ると登りである。少し進んだものの、予定を変更して高尾山口駅方面に下りることにする。湿った地面を滑らないように慎重に下って、約14km、休憩込みで約5時間の山歩終了。高尾山口駅はごったがえしているだろうと高尾駅までゆっくりと体をほぐすように歩く。

 「御坂の十二ヶ岳〜鬼ヶ岳」か「戸倉三山」を予定していたのだが、いつもの通り思わぬ山行になった。南高尾にはじまり南高尾におわった今年の山行。さて、来年はどの山に登ることになるのだろうか。合掌。