三ツ森北峰
[ルート] 猿橋駅→(歩いて)営業所前バス停→杉平バス停→三ツ森北峰→麻生山→権現山→二本杉→コヤシロ山→風の神様→要害山→新井バス停→上野原駅 17.8km、休憩込みで7時間の山歩
晴れたので山に行ってきた。予定していたものの、なかなか行けなかった権現山。始発バスでも猿橋駅からだと登山口の杉平入口に到着するのが9時頃になってしまうので、猿橋から1kmほど歩いて営業所からの始発に乗る。6時40分頃に杉平バス停に到着。そこから登山口まで20分ほど歩く。途中、犬に吠えられまくるが、標高800mを超えたあたりでも聞こえてきたので、熊対策なのかもしれない。
民家の脇の登山口に到着し、身支度をしてまずは竹林を抜ける。山行記録が少なく情報不足なので、ちょっと不安ながら、歩き進める。登り始めはやはり辛い。ペースをつかめぬまま、堆積した落ち葉で道が消えているエリアに突入し、GPSを見ながら慎重に進む。たぶんここが一番疲れた。山頂に近づくにつれ岩場の急坂が多くなる。結局、登り一辺倒のまま、三ツ森北峰に到着したら先客がいらした。
なんとも素晴らしい眺望である。先客の方が見えるほとんど全ての山の山座同定をしてくださった。ちょっとガスってるのが惜しいが、空気の澄んだ晩秋や初冬にもう一度足を運ぼうとは今のところ思えない。バス停からの所要時間こそ2時間弱だか、かなりきつかった。訪れる人も少なく、先客の方のお気に入りの場所らしい。昨夜の天気予報を見て急に思い立ったのだが足を運んだ甲斐があった。
30分ほど休み、権現山へと向かう。まずは麻生山。岩場の登り返しありと伺ったが、三ツ森北峰までの道をこなしたので気にはならなかった。が、きついものはきつい。二つほど大きな起伏を超えたら快適な道になった。眺望のない麻生山を通り過ぎると、大きな岩があり、観音様と布袋さんがいらっしゃった。ちょっとほっこりする。どこの山も同じだが権現山も山頂直下の登りはきつかった。
雲は多くなったものの、権現山の山頂からも富士山を見ることができた。しかし、三ツ森北峰の景色を見た後なので、さほど感動せず。あれほどの眺望にもかかわらず、三ツ森北峰に足を運ぶ人が少ないのは、アクセスとバス便の少なさゆえか。数名の登山客が休憩されていたが、先は長いので歩き進めることにする。まだ半分も来ていないが、ゆるい下りとの情報を得ているのでさほど心配せず。
山頂から下ると大勢籠権現を祭る小祠がある。そこから先は事前に調べていたので知ってはいたが、権現山までの道とは打って変わった杉の樹林帯。のんびり歩けるが変化はない。ただ、地面がふかふかなので膝に負担がかからない。二本杉の分岐までは大体そんな感じだったか。二本杉の分岐を過ぎ、コヤシロ山→風の神様→要害山と歩き進めるが富士山は雲隠れ。晴れていたら素晴らしい景色だろう。
下山し「新井バス停」まで歩く。13時36分発のバスに間に合うか間に合わないかギリギリだったが、バス停に到着したのは13時40分。次の14時05分発のバスに乗り上野原駅へ。バス停で気温を見たら18℃だったが体感はもっと高かった。里山の山歩が苦行の季節になってきたが、わかっていても行くのだろう。それにしても、三ツ森北峰の眺望は素晴らしかった。有難うございました。合掌。
[ルート・標高グラフ]