♩John Coltrane - Peace on Earth

この曲のベースが、ジミー・ギャリソンではなく、過去に「アヴァンギャルド」というアルバムで共演歴のあるチャーリー・ヘイデンであることにはじめて気付いた。アルバムを聞き返し、オーネットのオリジナルとコルトレーンのカバーを聴き比べてみたがまったく別物だった。

オーネットのカバーを試みたり「アイラーの様に吹きたい」などとアイラー自身に語ってみたり、内外を問わず己の「心」を愚直なまでに追求していたコルトレーンが奏でる「歌」からはオーネットもアイラーも響いてこない。「『至上の愛』の真実」を読む日は訪れるのだろうか。

[Personnel]
John Coltrane – tenor saxophone, bells
Alice Coltrane – piano
Charlie Haden – bass
Ray Appleton – percussion
Pharoah Sanders – tambourine, wooden flute
Rashied Ali – drums

Recorded on February 2, 1966