きっとタイムマシーンに乗って過去に戻っても きっとジョーカーをひいてしまうそんな自分が嫌いじゃない

小学生の頃ちょっと上の世代だったんだけど
キャンディーズがテレビで歌っていてドキドキワクワクした
「ハートのエースが出てこない」なんて
自分に配られるカードが恋を成就させられない
ローテーションに入ってることを可愛らいらしくキュートに歌っていた。

子供ながらに運命だとか、縁だとか人生って色々面倒だな
けれどこれらが順繰りに全員に平等に回ってくるものだと思っていた。

10代も終わろうとしていた頃に出会った曲が
憂歌団の「ちっちゃなダイヤモンド」
♪神様よく聞けよ。あんたが配った
あの子のカードは　ひどすぎる♪
運命の神様は良いカードしか配らないと思っていたけれど
ジョーカーを配るのもみんな神様の仕業なのかと。
でも、その神様ってだれ？どの神様？
みたいな哲学的な思考も生まれ始めていたかもしれない。

それから「その場所で咲きなさい」という言葉が有名になり
同じ頃に出会った相田みつをの言葉にも
「花は咲く　ただひたすらに」
なんの駆け引きもなく、命一杯に一生懸命に咲こう。
でもそんな理想には近ずけない人間のわたし。という言葉が刺さってくる。
スヌーピーの名言が的を得てい好きなフレーズがあるとよく聞く。
「配られたカードで勝負するしかないのさ」
という言葉もこれらと共通した認識で
結局は隣の芝生を見てばかりいても幸せにはなれない
相田みつをの言葉でも「幸せは　いつも　自分が　決めるもの」というのもある。

近頃ヒットした米津玄師作で菅田将暉が歌う
「まちがいさがし」という曲の歌い出しで
♪まちがいさがしの間違いの方に
生まれてきた様な気でいたけれど
まちがいさがしの正解の方じゃ
きっと出会えなかったと思う♪というフレーズがある。
良いのか悪いのか今歩いてきた道のその先の今ここに、
その出会いが待っていたということなのかと。

タイムマシーンがもし合ったとしたら
過去に行きたい？未来に行きたい？
過去に行くとしたらどの時代に行きた？
過去に戻ってやり直せるとしたら
その時代に戻って何をやり直したい？
という妄想遊びはよくある話しだけれど
僕自身も自分の歩んできた道は
まちがいさがしの間違いの方だと思うけれど
これまで出会った大切な人、信頼できる人
お世話になった人、大好きなパートナとも出会えない別の道だと思うと
それはそれでちょっと、イヤかなり後悔しそうなんで
やっぱりまちがいさがしの方でもそれなりに幸せではある。

この先もまだまだ色々なカードが配られ
ハラハラドキドキ、泣いたり笑ったり
悔やんで落ち込んでそして勇気づけられながら
終わってみれば結局はみんな平等だった。
なんてオチをちょっとだけ期待しつつ。