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たまには彼女の話を

梅雨入りしました。
梅雨と言えばパンイチでお外遊びが出来る
そうあの梅雨です。

あ~あ~あ~あのパンイチのね!

とはならないと思いますが
逆に共有できる人がいたら喋りたいですっ是非・はい・うん。


今日はいつもと違って彼女の話をしてみようと思う。
彼女とは37歳で肉体を手放した父の妹、私の叔母。

というのも
先日、中野裕弓先生(以下ロミさん)のオープン講座で
ふと彼女のことを共有したくなったので
ご参加された皆様に
我が家ではまぁ納得の彼女の旅立ち話を共有させていただいた。

彼女は私からすると自由な人という印象。
とりあえずインドにいて
活動資金がなくなったら日本に戻ってきてワークショップ。
そしてまたインドへ帰っていく

ちょっと・・・
というか結構なヒッピー風で
綿のTシャツに麻のパンツ。
よく日に焼けていて、常にサンダル。
そんな感じの人だった。
ほんでもって冬に会ったことがない

結婚もして子供もいた。
のちに離婚はしたけれど、とりあえず彼女=インド

小学生になるかならないかくらいの時に
彼女が日本で開催しているワークショップの映像を見た記憶がある。
一つの部屋にぐるっと人が円陣を囲むように参加者が立っていて
足元にはブルーシート。
『おなかの中で首にへその緒が巻き付いてた人は
 吐いちゃうかもだけど気にしなくていいからね』
って言ってる彼女の声が聞こえたと思ったら
マントラのような呪文が始まった。
参加してる人は身体をゆすりながらわーわーしてた。

わーわーって!って思うでしょうけど、
幼き純真な眼の私からしたらそれが最大限の情報量です笑
でも、今思い返せば
過去世や過去解放、回帰などをサポートしていたのかなと想像。

大人になって
彼女がOSHO(瞑想家・精神指導者・神秘家)とともに
生活をしていたことが分かったけど
残念ながら活動名が分からず、詳しいことは分からない。

彼女が日本に戻ってくるたびに
とにかく焼肉ばっかり食べて甘味やさんも沢山行った。
私は実の子ではないから
甘えるというよりはタイミングが合えば同行した程度。

それでも会うと
【自分として何をしていきるか考えろ】
と言われていて
ほんのちょっと怖かった
でも、ちびまる子ちゃんにキャラクターにいそうな
陽気な彼女が大好きだった。

彼女がなくなったのは
私が9歳が10歳の時。
とっても晴れた日で、学校に連絡が入って
気持ちの良い風の中、猫じゃらしをもぎ取りながら早引きした。
実際は、することがなくてまた学校に再登校したけど。

病室にいる彼女が
誕生日何が欲しい?』って聞いてくれたから
『めっちゃ種類ある色鉛筆』っていう
私を知っている人なら、にやっとしとうな回答をした。

色鉛筆は手に入らなかったけど、
私は9歳か10歳の誕生日を無事に迎えて
まだ気持ちがきらきらしている翌日に
彼女は大好きな医師の手の中で肉体から卒業した。

彼女は延命治療を望まなかったし
そもそも延命が聞く状況ではなくて
痛みを緩和する程度しか出来ることがなかった。

私の両親のことをずっと心配していたみたい。
私の母に彼女がしっかりとした口調で告げた最後の言葉は
『ごめんね、
 お兄ちゃんのエゴを取りきることが出来なかった』

このことを酔っぱらうとよく言うから
私の母は嬉しかったんだろうと思う。
自分のことを見てくれている人がいたという事実に。

まぁ今はもう赤の他人に戻っちゃった私の両親ですが
各々元気でしょう。

そんな彼女がつい最近に現れて
ふと一言残して行った。
だからと言う訳じゃないけれど、
ロミさんのクラスで皆さんに彼女の話をしたいと思った。

すぐさまロミさん
『おばさんがすごく喜んでいる
 手に巻貝を持ってね』
ってお話しくださった。

彼女の話をしようとしたときに、
身体がしびれて瞬間に涙が生まれて
あぁGOサインが来てるんだなって感じていたけど
それに対する答え合わせをしていただいた気持ち。

私は今年の誕生日に
彼女が肉体を離れた年齢と並ぶ。
でも
それは彼女が肉体を離れた年齢であって
彼女が一生その年であるわけではないと個人的に
全ての魂に対して思い、設定しているので
私自身が彼女から得たものを
しっかりと噛みしめ
肉体を持つ存在として何か還元出来たらいいなって
シンプルにそう感じる。


梅雨の時期は
外で遊びたくても思うようにいかなくて
蒸し暑さを感じる日々。
それでも我ら鼻たれ同盟は
パンイチになって雨のなか庭でわいわい遊んでた。

遊んでる間にばぁちゃんが風呂を焚いてくれてね
ばぁちゃんちのお風呂は
私が大学に上がるまでをくべて炊いていたから
それに入るのもまた楽しみだった。

濡れるのが嫌なのは
を着てるから

そういって私たちの服をぴっぺ替えして
いってこーい!って庭に放つばぁちゃん。

知恵袋、豪快


雨がやってくると
雫が頬を伝うように記憶の中にも何かが届く。
ふらっと現れた
彼女の話をしてみたくなったのは
彼女がこの時期にしか日本に戻ってこなかったからかな。

最後まで読んでいただいて
人生の貴重な時間をくださって
ありがとうございます。

雨とともに
何かを思い出したなら
それは誰かからの手紙なのかもしれません。

雨の中、外で思い切り遊びたいときは
おばぁが見張ってくれるって。
※パンイチは自己責任でお願いします。


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