【KBO】 李政厚、6年契約でジャイアンツへ
Grandson of the Wind、それは「風の孫」を意味します。
これは父親で中日ドラゴンズでもプレーした李鍾範が「風の息子」というニックネームを付けられていたからです。
少し遅くなりましたがまとめてみました!
予想以上に高く評価された契約
サンフランシスコジャイアンツと契約した李政厚外野手
6年総額1億1300万ドル!
想像以上に評価されたという印象です。
内容としては
・4年契約終了後にオプトアウトが可能
・マイナー降格拒否権あり
・背番号51確約
・所属していたキウムヒーローズにポスティングマネーとして1882万5000ドル(247億ウォン)が入る
・地域社会に寄付できる条項あり(本人の帰国会見談)
・トレード拒否条項はないものの、トレードを期間中にされると100万ドル貰える(という韓国メディアからの調査より)
・契約金は500万ドルで6等分にして毎年同じ金額を受け取る
・🇺🇸↔︎🇰🇷の往復ビジネスクラス8回分
2024 700万ドル
2025 1600万ドル
2026 2200万ドル
2027 2200万ドル
2028 2050万ドル
2029 2050万ドル
契約金500万ドル
となります。
この金額はKBOからポスティングシステムを利用してMLBのチームと契約した額では史上最高額となりました。
これまでは2013年オフにドジャースと契約した柳賢振の6年3600万ドルでした。
他の選手も契約年数はそれなりに長いものの、外れても控え選手ならまあ妥当かなってくらいの額でした。
韓国メディアも「吉田正尚(BOS)より高い金額」と報道されました。
1年目から結果を残さないといけません。
Borasが韓国メディアに答えた李政厚の価値とは
①CFのポジションを守れるという希少性
②生まれつきの本能③父親がMVP級の選手だった
④CFを守りながらこの打撃技術と守備能力は全体を見ても多くない
メルビン監督も1番センターとしての起用を明言しており、期待度が高いです!
帰国会見
19日、李政厚は仁川国際空港での帰国会見にて語ったコメントをまとめました。
①小学生の頃に一度メジャーリーガーになる夢を見たがしばらく置いた。再び目標にしたキッカケが東京五輪。
②最初の目標はメジャーリーガーになること。それを達成したことで次は成功する事が目標となった。
③NBAの試合を見たいと球団に行ったら球団がチケットを用意してくれた
④入団会見の英語は事前に準備はしたが準備した量ほどは出せなかった。
でも、外国人選手が流暢ではなくても韓国語を少しずつ覚えていくのがカッコよく見えるのと同じで、自分も英語を話す姿を見せたいし努力したい
⑤(1億ドル以上の契約は)エージェント(Scott Boras)が「これまで野球をしてきたことへの対価」た言ってくれたので、プレッシャーよりも期待が大きい。でも、投資してくれた分は頑張らないと!
⑥(大谷翔平の愛犬が紹介され、SFGも愛犬を紹介したが)私は大谷選手と比較できないと思う。大谷は野球が1番素晴らしい選手で自分はこれから始める選手です。
⑦父は羨ましい、母親は父親が現役時代にできなかったことをしてくれてありがとうと感謝
⑧(入ったポスティングで)今いる選手たちにもっと還元してほしい
⑨自分が良い契約を結んだことで後輩たちの目標にはなる。もっと頑張って頑張ればその機会が来ると伝えたい
思えば、自分もキムハソン(SD)の影響を受けて良い契約を結べたと思う。
⑩打撃フォームは現時点で修正せずこのまま投手と対戦していく。
スプラッシュヒットを打てるように頑張りたい
とても謙虚なコメントにも思いました。
キムハソン(SD)に大谷翔平(LAD)と同地区では常にライバル対決が行われます。
非常に楽しみなシーズンになりそうですね。
写真は↓