【KBO】秋信守、現役引退
韓国人メジャーリーガーのレジェンドがついに引退
14日、SSGランダース所属の秋信守(41)が来シーズン限りでの現役引退を発表しました。
MLB時代の凄さは皆さんご存知であると思うので今回はKBOでプレー以降の彼を紹介したいと思います。
MLBからオファーがあったものの新球団の目玉として母国へ
2020年オフ、コロナ禍の短縮シーズンが終わりFAとなった秋信守は21年から韓国へ行くこととなりました。
それは「優勝したい」ためです。
MLBのキャリアでは年俸に見合う活躍を果たしたものの、チームは殆どワールドシリーズの縁がありませんでした。
再建チームなどからオファーがあったものの、自分の身体が動くうちに優勝したい為に韓国行きを決め、2022年に見事優勝しました!
体力の衰えを感じた23年シーズン
韓国人メジャーリーガー初の20-20を達成し、FAで1億ドル以上の契約を果たしたスーパースターでも今シーズンは衰えが良く見えたシーズンでした。
112試合
AVG.254
382-97 12本塁打41打点6盗塁
79三振78四死球
出塁率.379 長打率.398 OPS.777
主に1番DHまたはRFで出場しましたが長打力が目に見えて衰えた印象でした。
一方で自慢の選球眼はまだまだ衰えなしといったところでしょうか、出塁率は非常に高く1番打者としては適任だったといえます。
来季年俸は驚愕の…
さて、秋信守が韓国で貰った21〜23年の年俸は
21年 27億ウォン
22年 27億ウォン
23年 17億ウォン
でした。
日本円で大体2億8000万円ほどでもKBOでは年俸1位くらいには貰っているこの額。
この年俸の大半は韓国の野球振興に寄付しています(正確な寄付金額は後日公開予定とか)。
さて、来季年俸ですが…
3000万ウォン!です。
これはKBOの最低年俸保証額です
日本円にして
322万922円!!
17億ウォン(日本円1億8000万円くらい)から大幅ダウンで契約しました。
しかも、この3000万ウォンは全額野球振興に寄付される!という事で本当に凄いなと感じさせられます。
引退シーズンにキャプテン就任
42歳にして新監督の要請でキャプテンに就任する事となりました。
チームは若返りを測るためチームの生え抜きレジェンドを2次ドラフト(日本でいう現役ドラフト)で出したり、監督コーチを若手育成に力を入れる為のメンバーにしました。
若手が増える中でMLBで長く活躍してきたChooの存在は大きいといえるでしょう。
長く悩んだ末に承諾しキャプテンとしてチームを引っ張ることとなりました。
野球を愛し野球に熱を注いだ23年
2001年にロッテジャイアンツのドラフト指名を拒否しマリナーズと契約してから23年
米韓で活躍した秋信守のラストシーズンになります。
今後秋信守は、シーズン中にサイン会やアマチュア野球の支援にファンとの交流など様々な思い出作りをする予定です。
秋信守を知るために
秋信守がアメリカに構える家(YouTubeチャンネルは秋信守の奥さんハ・ウォンミ氏)
秋信守の応援歌(チームの公式YouTubeチャンネルより)
KBO SSGランダース合流初日動画
参考記事
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