ブルージェイズで働く韓国人コーチ
無名な選手からMLBの正式コーチにまで登り詰めたギル・キム(Gil Kim)コーチ
Gil Kimとは誰か
肩書きは「Director, Player Development」である
経歴
米フィラデルフィアで生まれた。
仁川出身の父親と釜山出身の母親の間から生まれた韓国人だがアメリカでの生活が長い為、
韓国語はそこまで上手に話せないという。
バンダービルト大学とスペインのクラブで野球をしていたがMLBに行けず引退した。
昨年までブルージェイズの育成部門でフロントにいた。
ブルージェイズは多様な国籍の選手が多く、それをまとめる性格と誠実さを評価して2/7にコーチとして任命された。
Gil Kimコーチはシーズン中もダグアウトに座って選手を指導するという。
柳賢振がブルージェイズに来たことについては「我がチームに入団してくれて凄い嬉しい。
一方で同じ韓国の人間として責任感も感じている」という
片言程度だが柳賢振と韓国語で話をした。
*Gil Kimコーチ↓
キムビョンゴンコーチ
昨年ドジャース時代で個人トレーナーとして同行したキムヨンイルコーチはアメリカにずっと滞在できない事もあって今季からLGツインズでコンディショニングコーチとして復帰した。
そのキムヨンイルコーチに代わって柳賢振個人トレーナーとブルージェイズのトレーナーとして加入したのがキムビョンゴンコーチである。
*キムビョンゴントレーナー
経歴
キムビョンゴン氏は韓国体育大学でスポーツ医学を専攻、2001〜2011年までLGツインズでコンディショニングコーチを務めた。
退団後はジムを運営して多くの選手の体調管理に励んだ。
柳賢振との出会いは2013年冬のこと。
柳賢振が身体管理をキムビョンゴン氏にお願いしたのが始まり。
選手から評判も高く、口コミで広がり朴炳鎬(元MIN 現キウム)や金廣鉉(STL)が手術してリハビリの時に支援した実績もある。
最近までMKスポーツにて「ドクターキムの野球コンディショニング」というコラムを掲載してきた。
韓国代表に同行した実績もある。2015年のプレミア12と2017年WBC韓国代表でチームトレーナーとして同行した実績もある。
柳賢振のコンディションについて
沖縄での自主トレから同行しているキムビョンゴントレーナー。現在のところは良好と見ているようだ
「沖縄で見た時より調子が良くなっている。
沖縄では70%、今は100%ではないがオープン戦に出場する頃には100%まで引き上げていくであろう」とのこと
「以前は身体が柔らかい印象だったが今はそこに体力まで向上している。現時点でも、ブルージェイズの選手の中では誰よりも良い」という評価だ。
柳賢振の目標は「怪我なく1年間過ごす」ことである。
それを達成するためにはトレーナーの力が絶対だ。
「柳賢振は技術的にはかなり完成されている選手。技術をさらに発揮できるように怪我しやすい場所を重点的に管理する。特に肩や肘、股関節を中心に見る。良好な状態をシーズン中も維持するために私はここに来た。最大限サポートして怪我なくシーズンを過ごせるようにしたい」と責任感を持って語った。