秋信守コラム スプリングトレーニング
皆さんこんにちは、秋信守です。毎年この時期はスプリングトレーニングですが今年はウッドワード新監督を迎えレンジャーズの文化に新たな波が来ています。監督はドジャースのコーチ出身で、私がCLEでプレーしている時、相手チームのバックアップ選手としてお会いしたことがありました。監督は選手立場として話しており配慮している姿が目に付きます。
監督の積極的な選手との対話のお陰か選手はいつもよりも楽しい雰囲気の中でキャンプの日程を過ごしていると思います。
Beltreがいない今季
今シーズン、レンジャーズはエイドリアン・ベルトレがいない状態でシーズンを迎えます。私がFAでTEXに移籍してから共にしていたので、彼がいないクラブハウスにまだ慣れません。ベルトレは私だけでなく選手全員にとって精神的支柱でした。私自身も、将来の殿堂入りが約束された選手と一緒に野球をすること自体幸運であったと思います。
ベルトレは若手に多少厳格なルールを適用しました。そのルールに違反した場合は罰金を下していました。彼が引退した今、私たちのクラブハウスに興味深い変化がありました。一部の選手が髪を染めて現れたのです。デシールズが青色に、グスマンは銀色に髪を染めました。ベルトレがいた頃ならまずそれ自体できなかったことでしょう。
その頃、私とAndrusはベテラン選手と緊急ミーティングを開きました。その場にはハンター・ペンス、アズドゥルバル・カブレラ ジェフ・マシス ジェシー・チャベス ランス・リン マイク・マイナー エディンソン・ボルケス ショーン・ケリーが参加しました。
私たちがベテラン選手に伝えた内容とは
「私は毎年勝てるチームであることを思い、毎試合勝てるようにと思います。そのような結果を出すためには、みんなが同じ目標に向かって前進しなければなりません。たとえ悪い道であってもみんながその道を一緒に行かないといけません、!ボルケスはKCで、ペンスはSFでワールドシリーズのチャンピオンに貢献していますね。また、マシスは素晴らしい選手と共にプレーした。私は皆さんが持っているキャリアと経験をチームのためになんらかの形でも良いので役に立てて欲しいのです。もううちにはベルトレがいません。私1人でこのチームを引っ張っていくのはあまりにも負担が大きいです。我々は絶対にベルトレの代わりになるのは無理だけど、分担していけば大きな力となります。」
シーズン開幕までに規律と規則の制限をせず、自由な雰囲気の中で文化を導いていこうと思っていたが、ベテラン選手達が「ベルトレ役」になることを約束してくれました。当のベルトレ本人は引退したけど「10人のベルトレ」がレンジャーズを引っ張っていくのです。
MLBは全てが自由ではないです。もちろん、Puigのようなキャラが認められるチームもありますし、ヤンキースのように「ヒゲ禁止」といったチーム内のルールが存在する球団もあります。今シーズン、レンジャーズの選手文化は変化していきます。野球に支障がない範囲で染色は可能に、若手のキャラクターを理解してくれるはずです。
そのかわり、チームの成績は全員で責任を負わないといけません。今シーズン 「10人のベルトレ」と若手でのレンジャーズは期待が大きいです。
ちなみに、昨年までのクラブハウスリーダーは私(秋信守)でした。クラブハウスチップを用意するのは私でした。今年は私がしたことをOdorに引き継ぐこととなりました。若く見えるOdorもいつしかここまでの役割を担うほどに成長したのです。
韓国メディアもTEXを最下位予想にしていました。もちろんそれは予想に過ぎない。チームケミストリーの重要性が大事となるシーズンになります。
引用先
https://m.sports.naver.com/wbaseball/news/read.nhn?oid=512&aid=0000000044