12話 八劔神社個展 /八剱布都御魂魂起動装置展とは

個展テーマは

カミナリ、闇を受入れる、八百万の神を集める



全ての闇を受け入れた(認識、愛)状態が

宇宙であり

だからこそ、宇宙から見たら地球は

息を呑む程に美しい。


ある朝、起きた瞬間に謎に思った。



  " 闇を受け入れること "
で、より本来の自分に近づくことができる

昔の人はカミナリを剣に見立てて
祀っていた
(カミナリの中に神を見ていた)

八劔神社で個展をすること

から

黒背景、黒い紙(宇宙)に

カミナリを取り入れた絵を
(カミナリ= 剣= 神)

八枚描く。



諏訪の下見に行ったことや
色々調べたことで
少しずつ諏訪のことが分かってきていた。


諏訪神話の中には
建御雷神、建御名方神
という神様がいて

カミナリ、剣、神がキーワードってことは

建御雷神は、何か剣を持っているのかな?

そう思い

調べると やっぱり

「 布都御魂 」という剣持っていた。

布都御魂には
天の神々の力を地上に降ろす力がある


ここまで分かって

 八剱の作品はカミナリ、剣、神の力を降ろす
ということから

布都御魂を八枚描こう


だから

八剱布都御魂魂起動装置展だ。と決定した。



山の日に個展をしたいという発想は

山が御神体である諏訪大社を知ったことが始まりで

神様である山と諏訪大社に囲まれた

八劔神社の神楽殿に神聖な八枚を鎮座させることで

高密度のエネルギー場を作り上げる


その空間に入り八枚の絵に囲まれた人は

カミナリに撃たれたような衝撃をうけ

意識が飛び、魂の感覚に目醒めてしまうような

雷(神)が落ち、地上のあらゆる情報(人の脳内の情報)を

天がアップデート

八百万神が自動回収していってくれるような

そんな空間を



2024.03.02

通常描いた作品は、描いた面を天に向け乾かす

ただ、その日作った作品だけ
何故か立て掛けて乾かしてしまった…

乾いた絵を見てみると

画面の1箇所 1滴だけ垂れていていた…

完全なるミス 

4年以上描いてきて初めて犯した謎のミス。

ただ

その1滴が粒に見え

その粒がトリガーとなってあることを閃いた!


一粒万倍日を利用して

1枚あたり100柱宿る絵を作ることが出来れば

100柱 × 8枚 × 1万(一粒万倍日に描く)

= 800万柱 = 八百万神が宿る絵 

を作ることができる!


だから

今まで使っていた素材で1番大きなサイズの紙に
(大きい画面になるほど沢山宿るから)

一粒万倍日に描き 

それを八枚作れば

八百万神を集合させられる。となった。


僕の作品は、神が宿る
と信じている。

それは
以前お話したEVERESTという作品だったり

霊感がある方が
この絵は顔がたくさん見える
と言ったり

物心ついてないくらいの子供が
この絵は、ペンギンと魚と鳥と
と沢山の生き物がいるように見えたり

初個展で姉が
僕の絵で謎の涙を流したり

退行催眠で御札を書いていた
ビジョンを見たり

そういったあらゆることがあって

何かが宿っている。に違いない!と
信じたいというより、思わざるを得なくなった。



僕の作品は

魂起動装置、魂の青写真を抽象化したものだと
思っている。

魂がこの世に生を受ける前
決めてきた、魂の一生の設計図で

魂が観念の糸に研磨されている様子が
描かれている。んじゃないかって思っている。
(何も考えず何も意図せず描き続けてきたから)


親や環境によって

ある程度作り上げられる

それぞれの観念(内側)は

人生に投影されていて

多くの苦しみは自分が生み出したものともいえる。


ただそれは

魂を磨くために自分で設定してきたもので

ネガティブに見えるけれど

魂を成長させる(磨く)ための大切な

仕掛け。

それは、まるでカミナリのようで

カミナリは人に災害をもたらすこともあるが
神と捉えることも出来る。


自分に苦しみを与える現象を生み出している

観念、感情(闇)を受け入れること

それによって


俯瞰した世界

本来の自分を

見る、感じることが出来る。


とコンセプトがある程度、勝手に

決まり


ここから準備が始まる。



黒い大きなサイズの紙に描くことは決まったが
大きな紙を額装する予算はない

紙みたいなキャンバスがあればいいけど
僕のリサーチの範囲では
存在しない

水張りと言う手法もあったけど
水張り用の紙で氣にいるものと出会えなかった

それならと
いつも使っている紙を接着剤で
木のパネルに貼ることにした。 

ただ、このやり方の情報はなく

やり方を自分で作り出すしか無かった。



ChatGPTに相談して
どんな接着剤を使うのかとか

貼ったあと重しを乗せて
どのタイミングで画面保護用のマスキングテープを剥がすのかとか、紙にマスキングテープ貼って大丈夫なのか 

などなど実証しつつ
入念にイメトレをして
できる限り成功する確率を上げて行うことにする。
(失敗する予算はない)


下見の時、諏訪の守屋山に
とてつもないエネルギーを感じた。

その守屋山で修行を重ねた呪術集団
守矢族の家紋には、力があり
何かが隠されているに違いなかった。


諏訪の下見の数日後
ある知り合いの方に守矢の家紋を教えてみたら

「やってみてもいい?」と

下から上 左から右 の順で

僕に向かって十字切りを空中で目の前で

してきた! 瞬間

 意識が一瞬飛んだ


つまり、意識を飛ばす効果がこの家紋の十字には
ある(魔除け的な…)

より魂の感覚を感じてもらう為に
(意識をふっ飛ばす為に)

それを作品内に入れたかった。

作品自体に十字と丸を入れてる案もあったけど

しっくりこない…


どうするか保留にしていたら

ある時、ふっと閃いた

木のパネルに家紋を書いて紙を貼り付ければ

見えずに

力を閉じ込めることができる

と思いついた!

そうなった時に

家紋は、龍が見えた龍神社で

入れたいと思い、すぐ

龍神社を崇敬する会の福田さんに電話すると
快く了承していただき。

翌日、龍神社で家紋入れを行い。

黒紙を貼り、縁を黒く塗り

黒いキャンバスが完成した。



作品を作るにあたって、配色をどうするか

かなり悩んだ

そもそも黒紙には
3、4枚程度しか描いたことがなく
黒背景の上に描く配色のデータが自分の中になく

満足のいく作品が出来るかが分からなかった。


だから黒い紙を小さく切り

あらゆる色の組み合わせを試しに

作ってみたところ
 
白黒プラスメタリックが
確実に黒に合う格好良い配色と分かり 

無難に八枚とも
その配色でいこうってなった。


名古屋の世界堂で
白黒メタリック配色、八種類の絵の具を
あるだけ買い占めた。


でも、必要な量の半分くらいしか
集まらなかった

だから、名古屋芸大の画材屋さんに
追加買いしに行こうと

車を運転していたら…

心の何処かに違和感が…

あれ、俺、迷ってる…

悩んでいる自分がいることに氣がついた

あれ違う。 決まってない! 
このままいくとまずい。

今日は帰ろう!
と、もうちょっと納得いくまで
配色の選択を悩むことにした。


八枚描く中で 同じ配色八枚
じゃないとしたら何なんだ…

数日前にそれを姉に相談した時に
じゃあ半分は?

と言われたことを思い出した。

半分ってことは4枚、4枚

4! 

諏訪大社4社か!

なるほど

諏訪大社4 の山4だ

だとすると

白黒メタリックが山なのか…?


そしたら

光の三原色。って浮かんだ

光の三原色を改めて調べると

赤青緑の光を重ねると白になる


なるほど

赤青緑の魂の光が重なると 白って感じだな

白黒メタリックはメイン色は 白

白の中に、緑も含まれる だから 白が山

諏訪大社それぞれは 赤青で 女性、男性

赤と青の4社に囲まれた 山は
赤青(人、神の御魂)+ 緑(自然精霊) =  白

これで決定

ちなみに
4社それぞれの主祭神 
ガイドの方に聞いたところ

本宮 建御名方神 
前宮 八坂刀売神
秋宮 建御名方神 八坂刀売神
春宮 建御名方神 八坂刀売神

だから 

本宮 青
前宮 赤
秋宮 赤青
春宮 赤青

と決定!

そして

それぞれに関わりの深い山は

本宮 守屋山
前宮 八ヶ岳
秋宮 霧ヶ峰
春宮 蓼科山

それぞれの大社に関わりが深い山を左に配置

こんな感じの八枚を作る

番号は木のパネルに家紋を入れた順


その番号にリンクする一粒万倍日に
絵を描いていった。

6/22  6番 2番
6/23  3番
7/4    4番 (6番)
7/5    5番
7/8    8番
7/17  7番 1番


初めに描いた6番は
本宮 建御名方神が主祭神
青色の絵に

この6番は最初紙を木パネルに貼る時

あれ!? 木パネルのサイズ、紙より
小っちゃいじゃん!!って
接着させた瞬間氣がつき
すぐに剥がした。  1ミス

(木パネルを発送した会社が間違え送った為
貼る瞬間に違うことが判明)

さらに当初のアイデアで
細い線にスプレーを吹きかけ
線を光らそう(よりカミナリのように)と

最初の6番だけしたけれど

やってみたら
格好悪くなり…と

7/4
2度塗りすることにした。    2ミス


さらに、僕は描く時

紙の上下左右を何度も変えながら
ナイフをあてたい箇所を感覚的に探しながら
絵を描いている。

考えず描く中で上下なんて分からなくて

最終、描き終わったあとに

1番この向きかなと感じる向きで
絵の上下を決めている。

今回、家紋を入れていたことによって
上下が最初から決まっていたんだけれど

僕は描く中でどっちが
上で下で なんてことは
今回も分からなくなっていて

最終この絵はこっちが上だ。と
思った向きと

家紋の上下の向きがドンピシャで
ハマっていた

6番以外は…  3ミス



つまり、6番は3回ほどミスが続くという
不思議なことが起きた。

建御名方神は建御雷神に倒され諏訪に来た
という伝承もあり
何か関係しているのかな

なんて思ったりもする。



春宮、秋宮の絵に関しては
色の配所が同じなので

八枚の絵が完成してから

これが〇〇山で
これが下社の〇宮でと決め

決め終わり

6/22  6番 本宮から描き始め
7/17  1番 守屋山で描き終わった

というのに氣つき

6番から始めたことで
失敗が6番では連発した。
その6番から始まり

その6番、本宮に関わりが深い山
守屋山1番、諏訪の中で強いとされる霊山が
締め最後に描いた作品だった…



8/2から
山梨の山荘をお借りする。

8/8〜8/12 個展

個展期間、山梨に住む準備も合わせて地道に
色々なんとか揃え終わった。


色々あったが

時間もお金も精神も体力も使い切り
個展の準備が完了。



いよいよだ!



つづく…

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