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東部理容館からbarbersoulへ

2010年9月末日、両親が経営していた理容室『東部理容館』は閉店しました。
2010年10月10日から『barberSOUL』を経営している小林弘典と申します。床屋は僕で3代目になります。
以前、facebookをやっていた事もあったので、今回からは、noteで僕の日頃感じた事を書きたいと思います。
今回は、両親が経営していたお店を継ぐ決意が固まった時の病室での父との会話と、お店がリニューアルオープンするまでの準備の話です。
新聞なテレビでは、伝えられてなかった部分も少しお話します。

環境の変化とターニングポイント

父親が腰を痛めて、手術後に3ヶ月の入院治療に入る事になったのが、今の家業を継ぐ事になるきっかけでした。
母親から、父の手術の話を聞いたのが、その年の9月初め頃でした。僕は、お世話になった修行先にその事情を伝え、9月末日をもって働いていたお店を辞めさせてもらいました。
その頃、親とは日頃からコミュニケーション不足で、リニューアルオープンまでの期間がたったの2〜3週間という結末になってしまいました。あの頃は、父親の入院が10月1日、腰の手術が10月10日で、改装工事開始が10月1日、店のオープンが10月10日で、今後をゆっくり考える時間もありませんでした。

リニューアルオープンに向けての準備と決意

店オープンにあたって、改装業者さんへの依頼や、床屋の業者さんへの依頼、銀行さんへの資金のお願いなど、慣れない事だらけでした。
時間がない中でも、10月1日からは改装工事が始まり、僕も改装工事に参加させてもらっていました。
夜は、父の入院している浜松の病院へ通っていました。僕と父も、日常では会話少なめだったんですが、手術前の病室での父との会話で、『店始めるで、安心して今は自分の事だけ考えとりん』と伝えたのを覚えています。父は『わかった、頼む』と言ってたかな‥。

みなさんとの出会いに感謝、これからの事🌈

今思えば、オープン前から慣れない事だらけだったんですが、この道に進めてくれた両親に感謝しています。
それと、僕を見つけてくれて貴重な機会を与えてくれた、中日新聞社の記者さん、株式会社スティーロの『沁みる夜汽車』のディレクターさんに深く感謝いたします。
祖父母の代から100年以上続く、この歴史ある店をこれからも続けていけたらと思っています。


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