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ゴッド・オブ・ウォーラグナロク クリアしてきました。感想とか

ゴッド・オブ・ウォーラグナロク クリアしてきました

そもそも前作が1000円の時に購入し、触りで遊んでみたものの「クレイトスはこんな事言わない」のみで積んでしまっていたゲームだったんですが、一昨年夏頃コロナに掛かったので積みゲー消化するか!で改めて始めてみた所 見事にハマり、今に至るのです。
いやー面白かった、ただ残念なところもぼちぼち有ったので今更ながら感想とか雑感とか書いていきます。

全開でネタバレしていきます。見たくない方は回れ右で













・ブロック様が死んだ!

開幕なんですけど、すんごいショックだったので
そもそも
口を開けば説明不足のクレイトス
愉快に見せかけて意外とナイーブで昔話に地雷が多いミーミル
クレイトスの俺の言う事を聞けで露骨にスネるアトレウス
喧嘩腰みたいな態度が初期は特に目立ち作り手の思想がうっすら見え隠れするフレイア
皮肉が混じり過ぎて面倒臭いシンドリ
化けてたとはいえ本当に何にもしないレンタルテュール
この面々の中で"無駄口叩くなら鉄を叩け"と言いながらもお喋り好きで豪胆で下品で、何よりも自分の腕を信じていたブロック
ヘイムダルを殺してしまって、この後の全面戦争や息子に襲いかかる神の猛追や昔の自分を思い起こして殺戮に高揚を感じ感情グチャグチャのクレイトスに
"殺すべきクソ野郎を殺した,テメェの息子が危なけりゃ当然"だと言い切った辺りはクレイトスが特に前作でよく言う「なすべきことをなせ」の精神だよなぁと
あと、魂が足りなかったから憧れの鍛冶の女神様にも相手にされなかった上に死んでいた事実でダブルパンチ食らった時に
クレイトスに(戦の成功を願う)祝福を"戦神にとって最も偉大な鍛冶師"として頼まれて込めるシーンは粋な話だったなぁ

ただブロック本人は既に死んでいる事を受け入れてた節はあれどナイフ一突きはちぃと雑な気はしたけど。

・クレイトスが神になる物語

だよなぁ、オーディンにも言われてた"崇められない神"であったクレイトスはラグナロクの最中に息子を認め自分の凝り固まった考えを"殺し"
最後の最後で人々の上に立つ者として予言に描き残されるって展開は凄いスッキリする良い話

そのエンディング後、ベルセルクの王攻略後にも言われた「悪行に尽くされた剣も善行に使えば後の"人"が語り継ぐ」って話
神としての目線で人を扱っている点もそうだし
これまんまブレイズオブカオス(BOC)にも言えるんだよね
そもそも、今作では息子を救う為に取り出された武器だけど元々は妻子込みで罪のない人々を散々惨殺してきた呪いの塊だもんなぁ

・各キャラ感想

・クレイトス

さっき色々書いたので割愛するけど、兎に角立派になった。

・アトレウス

親切心、こうすれば解決する!とやろうと思ったことが裏目裏目に出てて
大人達はそれに対して「そら見たことか、お前のせいで散々だ」と責め立ててる図が割と続く話
そこに「まぁまぁ、好奇心旺盛なのは良いことだよ」って言葉を掛けたオーディンはある意味彼を一時的にでも救ったんだろうなぁと
裏切るのを躊躇いながらもちゃんと自分の正しさを信じられたのは元ネタと比較して凄い救われた

ただロキっぽくはない。化けるのもせいぜい狼とクマだし

・ミーミル

陽気な爺さん、居ないと一気に会話パートがしみったれる
ただ悪行もたっぷりしてきただろうし、言うと落ち込む
頭のみの身体を交えたジョークはリアルでやられると引く

・フレイア

SBIが絡んで作ってる人は「美しく強い女性」に仕立て上げたかったんだろうなぁって人
ヒステリックなのは上手に表現されてたと思う。話を聞かない所とか

・フレイ

フレイアの兄がフレイって雑すぎだろ神話…
陽気なお兄さん
裏でコソコソと結構重要な事をしてるのに、なんか信頼感と頼りなさが同時にあるキャラって昔のアニメでいた気がする
思い出せない


・ブロック

もっと色々書けるけど取り敢えず唯一の光

・シンドリ

兄を一足飛びで好きになってない?って瞬間があった
デザイン的にもうちょっと若い少年に近付けた方がアトレウスとのクソガキコンビみたいになりそうだったんだけど…オジサンなんだよなぁ

・オーディン

印象は悪くない
統治する事と自分の好奇心を充実させる事を両立してるお爺さん、話せば理解してくれそう
だからか、何となくフレイアがただヒス起こしてるようにしか見えない場面もそこそこ有った
しかし、途中から悪かった
ラスボスにする為に小物化しちゃったのよね…

・ヘイムダル

これ!これだよこれ!GOWの悪者と言えばこれ!
全力でよし殺そうって感じ
そしてクレイトスの後悔用に用意された感じ
愛槍の試し打ち相手としてもちゃんと機能してる
中後半のキーパーソン
喧嘩吹っかけてくるから仕方なく殺す→全面戦争だ!は前作も有ったなそういや

・トール

 コミュ障おじさんがまたしても一人
 飲んだくれで強いだけ、オーディンに打ち勝つことを半ば諦めている駄目なオヤジ
  体がデカくて強いのに嫁さんに甘える所も魅力的シヴさんエロいもんね、しゃーない
 凄い人間臭くて好きなんだけど話の急展開で雑に死んだ

所でそのハンマー、クリア後2周目になんとか使えるようにしてくれませんかね?

・アングルボザ

 この作品のSBIの話題が出る時にフレイアの「強さ、正しさ」をよく書かれるのを見るけど
 私的にはコイツの方がその作り手の思想を濃く感じる

 このゲームはアトレウスのような子供も込みで、誰しも間違いを犯してたり判断を誤ってたり元々碌でもなかったりするんだけど
 コイツだけは聖域のような扱いをされていて凄い不自然だった※
 巨人族=黒人って設定なわけでもないし(テュールは白人)何のために用意された役なのか、果たして北欧の話なのに黒色でやる必要があったのか
 神話独特の人としての間違いを微塵も感じさせないキャラ性を用意する必要が有ったのか
 正直やってて一番面白くなかったキャラパートだった

※カーチャンも聖域扱いだったけど、あれは故人で尚且つクレイトスの美しい思い出の一端だったからまあまぁ許容

 ・こっからヴァルハラ

まぁ正直途中まで書いてて(2023/7)そっからエタッてた記事なんですが、その後のヴァルハラやってしばらくして思い出してこの記事を続きから書いてるので(2024/9)
ついでにヴァルハラの事も書いてきますね

・お帰りヘリオス!

 ミーミルの代わりに腰にぶら下げられたこいつがメインコンテンツだからね、仕方ないね
 まぁこっちの事を口汚く罵ってくるわけだけど既に仏モードに入ってるクレイトスさんには反省するだけでイライラに響かないのが良いよね
 ただ、このヴァルハラ見てると(船長も弟も娘も)全部クレイトスの脳内で自分をひたすら攻める妄想のような気がしてならない
 ストレスでどうにかなるんじゃないかなぁと少し心配になったなぁ

 ゲームの方はコツを掴めば延々と作業でしたよ、ええ


・感想

まずは面白かった!
最後が雑で駆け足な感じでは有ったけど
開幕の胃がキリキリするような地獄の三者面談も
オーディンの飄々とした感じも
ブロックのシーンも本当に良かった

正直シナリオにSBIが絡んでるって言われてるけど、基本の用意された話にフレイアの活躍とアングルボザのキャラ建てをぶっ込んだだけなんじゃないかなと思えた程度だった

ゲーム自体も面白かった
途中で出口を見失って無限にグルグル回り続ける場面が有ったのと、ファストラが定位置移動なのがとんでもなく不便だったのは有ったけどね

グレイプニルがアホみたいに強かった
最後ずっと槍刺して爆発させるかスキルで降らせて突いてばっかでした。属性関係ないし
BOCは前作でもそんなに強くなかったけど、リヴァイアサンすら属性で邪魔されて弱体化したから余計ね。


・次作は

日本神話なんてどうすかね
脱SBIして無駄に黒人とか出さず八百万の神達の首をガンガンへし折って行くのとかどうですかね?
今作のクレイトスさんの方針とは違いますが、BOCは血に飢えてますぞ


ようやくおしまい



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