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アベックの相性について~魂のキャンドルサービス:運命が灯す二人の光【オネエ占い師:蒼樹のエッセイ】

たましいの相性、夫婦や恋人の間でどう解釈するか――これって実に興味深いテーマよね。
よく「あたしたち、気が合う~」とか「価値観、おんなじ~」とか言うけれど、命理学(四柱推命)の世界では、そんな表面的な共通点はさほど重要視されない。いや、むしろそれだけでは長続きしないって話。
命理学的な視点で見ると、もっと根本的な「たすける側」と「扶けられる側」の関係性が肝心なの。

この関係のイメージは、あのホテルの披露宴会場でやる「キャンドルサービス」。新郎新婦がキャンドルに火を灯してまわるアレね。
新郎新婦が笑顔で歩きながら、ゲストの前に置かれたロウソクにポッと火を点けていくイメージ。

たとえば、ある夫婦の相性を場合、奥さんが「扶ける側」、旦那さんが「扶けられる側」ということがあるの。
この構図、キャンドルサービスと同じで、奥さんが火をつけていく役で、旦那さんはその火を待つ側、つまり披露宴に招かれたお客様の側なのね。

ここで奥さんが
「なんであたしが火をつけなきゃなんないの?あんたが点けるべきじゃない?」なんて思ったら、そりゃ関係がギクシャクするわよね。
だって、奥さんはキャンドルサービスをするお役目なのに、キャンドルサービスめんどくせぇ!とか思いながら、イヤイヤやってるんだもの。
ていうか、旦那さんお客さんだし。火を点けるための火が最初から無いんだし……┐(´д`)┌ヤレヤレ

でもこれ、逆に考えると、旦那さんがロウソクを持ってただ待っているだけだからダメだってことではなくて、「お互いがどういう役割を持っているか」を理解して尊重することで、バランスが取れるってことなの。

奥さんが火をつける役目、旦那さんがそれを受ける役目。こういう関係性が成り立つと、表面的な「夫らしさ」「妻らしさ」に囚われず、深い相性の中で動いていけるというわけ。

とはいえ、誰だって「自分がいつも与える側」っていうことに疲れる瞬間があるわよね。そりゃそうだわよ、キャンドルサービスだって、ずっと火をつけ続ける側だったら、途中で腕が疲れてくるでしょ?

でも、ここで大事なのは、その「火をつける行為」自体が、その人の魂の使命に沿ったものであるってこと。つまり、扶ける側の人は、相手を助けることで自分自身も成長し、魂が輝くという運命があるってことなのね。

だからこそ、相手がどんなロウソクを持っていようと、そして自分がどれだけ火を点け続ける役回りであっても、その関係が命理の法則に合っているなら、自然と調和が生まれる。

そう考えると、夫婦や恋人同士の相性を考えるとき、もっと根本的な視点でお互いの役割を見つめ直すことが大切だと分かるわけ。まさに命理の視点は、表面的な「ロマンチックな共通点」よりも、魂の深いレベルでのバランスを探り当てるものなんだって、改めて感じさせられる。

結局のところ、火を灯すか、灯されるか。それが運命ならば、もがかずにその役割を受け入れたほうが、実はお互いに幸せな道なんじゃないかしら?
ロウソク持って待っているだけでも、火が点けられた瞬間、全体が明るくなるんだから。

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