見出し画像

画数で運命が決まるのか?!~その名が紡ぐ未来、見えない絆の力【オネエ占い師:蒼樹のエッセイ】

「画数で運命が決まるのか?!」なぁんて、ちょっと思わず考え込んでしまうタイトルでしょ?あたしもこのテーマについて一度、考えを巡らせたことがあるんだけど、最終的にこういう結論に至ったの。

運命というものは、もし画数で決まるなら、みんな一斉にその画数に従って生きているはずよね。でも、世の中はそう単純じゃない。
たとえば、吉田茂サン、佐藤栄作サン、あの歴代首相と同姓同名の一般市民が東京だけで400人以上いるらしいのよ(2007年:電話帳調べ)
でも、その全員が同じ運命を辿るのかって考えたら、どうも違う気がするんだよね……

でも、面白いのは、人間っていうのは「見えるもの」に何か特別な意味を見出したがる生き物だってこと。たとえば、名前の画数が悪いって言われたら、なんとなく心配になる。その心配が、なんとなく本当に悪いことを引き寄せちゃう気がしてくる。それもまた、人間の心理の不思議なところなんだよね。

某占い師から聞いた話だけどこんな相談があったらしい。

生まれた子供の名前を考えておりますが、『英』という字を入れた名前をつけたいと思っております。しかし、参考にする本によって画数が異なり混乱しています。どれを信じればよろしいのでしょうか?

『英』の画数は通常八画となる

この相談に対する回答の一部

……【画数問題】は誰もが感じる純粋な疑問です。こういう問題は一度原点に立ち返って考えてみるのが最も賢明な方法です。
そもそも、日本の姓名判断や姓名学は中国から伝わったものです。
これは、五術の『命・卜・相・医・山』の中の【相】に該当します。
手相や人相と同様に、名前の画数から運勢を判断するのを名相といいます。相術の原点は中国ですので、字画の取り方も漢字源流に従うのが理にかなっていると思います。
……ちなみに、【英】という漢字の意味は以下の通りです。
会意兼形声文字であり、【英】は中央がくぼんでいて芯を含んだ形をしている花を指します。(類義語に【華】があります)
【央】という字は、大の字に立った人の首を枠で押さえた様子を表す会意文字です。
つまり【英】という漢字は『艸+音符の央』で構成され、中央が押さえられた丸い花を意味します。このように、艸央は11画と見るのが本流だと思います。

あたしも「英」の字が持つ意味を調べてみたけど、花が咲くとか、芯がしっかりしてるとか、なんだか力強くて素敵なイメージじゃない?でも、画数の問題が出てくると、また違った悩みが出てくるんだよね。旧漢字、新漢字、どれで見ればいいのかって?

ここで一つ言えるのは、流派や方式が違っていても、結局は「信じるかどうか」が鍵になっているんじゃないかってこと。

姓名判断が五術の「相」に属するのは納得できるところ。手相や人相と同じように、見える形から内面を知ろうとするアプローチだからね。でも、名前を変えて人生が劇的に変わるかどうかって言われると、どうにも疑わしい気がしちゃうのよね……
手相の整形(手のひら整形)をする人もいるらしいけど、整形したって、その人の心のあり方が変わらなければ、結局何も変わらないんじゃないかな?。

でもね、心の持ち方が変われば、顔つきも変わるって話。これ、実はあたしもすごく共感するんだ。毎日つらそうな顔してる人が、心から楽しいことを見つけると、急に顔つきが明るくなったりするのを見たことあるから。運命を変える力って、画数よりも、その人自身の心の在り方にあるんじゃないかなって、そう思う。

とはいえ、姓名判断を否定しているわけじゃないよ。名前を変えたことで、自信がついて、結果的に人生が好転したって人もいるんだし、中田敦彦さんが手のひら整形してからブレイクしたという事実があるわけだし、だから否定するつもりはないのね。でもね、その背後にある本当の力は、きっと画数や手のシワじゃなくて、その人の「心の変化」なんじゃないかな。

蒼樹のエッセイ一覧


#占い師蒼樹 #蒼樹のエッセイ #エッセイ #占い師 #気付き #占い #原宿ほしよみ堂 #ほしよみ堂 #ほしよみ #ココヨミ #オネエ #オネエ占い師 #多様性


いいなと思ったら応援しよう!

蒼樹/占い師(ほしよみ堂・ココヨミ)
作家・ライター・デザイナー・アーチストなどのクリエイター活動を支援しています。いただいたサポートは、支援活動資金として大切に使わせていただきます。