第5号 「だれかんち解体中」
今回は「小石文庫」から始まります。私が近所を散歩中に出くわした非情さについて書きました。「nコマ漫画」は、n=3です。お母さんが子どもに星座を教えます。「今週のココが好き」は、宅急便のヤマトの方のある所が好き!となりました。そういうことか新聞を読むと、観察や気づきの解像度が上がるという声をたくさんいただき、ちょっとほっとしています。今週も、そうだといいのですが・・。では、どうぞ!(編集長 佐藤雅彦)
だれかんち解体中
散歩中に出くわした住宅の解体現場。
普通の住宅なのだろうが、どの部屋も無残に削り取られ、その惨憺(さんたん)たる有様に思わず立ち止まる。
よく見かけるビルの解体工事現場とは一線を画する非情さが感じられる。
ビルから比べるとスケール的には小さいのに、衝撃度は大きい。それは、きっと、我々が営んでいる日常がバリバリと破壊されていくように見えるからであろう。
そんな中、なにやらかわいいものが目に飛び込んできた。
混沌の中で、それは凛とした整然さを発揮していた。
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