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FGO考察 その4 マリスビリーの最初の計画、特異点F及びXを推理する
例によってFGOのネタバレ注意。
特にタイトル通り特異点F及びX、そして一部四章、一部六章、二部5.5章、二部六章、二部6.5章、二部七章、まほよイベント、『ロードエルメロイ二世の事件簿』について特にネタバレ注意です。
FGO全体の黒幕は誰か
犯人はマリスビリー・アニムスフィアで間違いないでしょう。
地球白紙化なんてとんでもない計画にカルデアスが深く関わってる以上、その製造者たるマリスビリーが関わってない可能性の方が考えにくい。
故に犯人はマリスビリーであると仮定します。
そしてまずは彼がカルデアスを完成させるために起こした犯行を一から推理したいと思います。
全ての始まりはFGO世界線にあらず
犯人はマリスビリーで間違いないとは言ったが、その中身はおそらくFGO世界線のマリスビリーではない。
モルガンと同じようにSN世界線のマリスビリーが2004年の冬木の聖杯戦争に魂だけレイシフトしたと思われる。
その理由は、FGO世界線には無かった令呪は誰が齎したのかとSN世界線ではカルデアスの完成が叶わないからです。
SN世界線のマリスビリーが描かれた『ロードエルメロイ二世の事件簿』では調査で冬木の聖杯が汚染されていた事を突き止めていた。
それを理由に参戦を断念し、オルガマリーを捨てたと推察されている。
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実際の所は汚染聖杯で人類が滅ぶと計画が達成できないとかだろう。
第四次にレイシフトしなかったのは空想樹の苗を持ち込むような特異点を作れるか不明だったからだろうか。
それだけなら犯行動機が充分なだけでした。
ただし、その調査を依頼した相手、現代魔術科の前学部長(ロードではない)ドクターハートレスがアトラス院との繋がりがあったのです。
アトラス院はFGO世界線ではお馴染みペーパームーンやぐだぐだイベントに登場したロゴスリアクト・ジュネリックの製造元。
つまりマリスビリーはSN世界線でもロゴスリアクト・ジュネリックを調達する事が可能である。
それを使って2004年の冬木に第一の特異点を発生させたと推理しています。
冬木の特異点で何が起きたのか
そうして2004年の冬木に第一の特異点を発生させ、当時の自分に魂だけレイシフトしたマリスビリーだが、当然ながら発生できるのは微小特異点程度。
そのままでは抑止力による歴史の修正で消されてしまうが、そこで使うのは空想樹の苗。
異星の正体がカルデアスなら、そこから齎された空想樹もまたカルデアス製であるはず。
ならば当時カルデアスの所有者であったマリスビリーが空想樹の苗を所有していないとは考えにくい。
そして空想樹が機能するにはその虚空に人間の魂を浮かべ星に見立て、宇宙を作らねばならない。
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聖杯の泥とは別の原因で住人が消失したと考えるべき。
空想樹の中の銀河の正体が人間の魂なのは以前の考察参照。
つまり、マリスビリーは冬木市民全員を空想樹の生贄にしたのでしょう。
冬木の特異点に人影が欠けらも無いのは全員空想樹の生贄にされてしまったからで、大気中の魔力濃度が神代並に高いのはそこに空想樹があったからだと推理します。
抑止力の目を盗むのは一筋縄ではいかない
そうしてマリスビリーは空想樹を冬木の第一の特異点に植え、冬木の二番目の特異点にして『キャスターとそのマスターが勝利しカルデアスを完成させた』FGO世界線の人理定礎たる特異点Fを創造した。
しかし、まだ抑止力を欺くには不十分。
特異点に空想樹を植えただけでは、空想樹を伐採されただけでFGO世界線は消滅する事になる。
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まあ空想樹がビーストの器になるのはおまけであり、世界線を創る力が本命な事に気が付いてなかったからどこまでも道化なんだが。
それを回避するため、マリスビリーはFGO世界線の未来でもう一度、冬木の特異点の自分に魂だけレイシフトしたのです。
だからデイビッドに拳銃を突き付けられて脅迫されても物怖じせず、逆に拳銃自◯したのです。
カルデアスが完成しカルデアが発足した時点でFGO世界線でのマリスビリーの役目は終わっていたのでしたから。
交差する世界と交差点に潜む者
そうして再び冬木の特異点に帰ってきたマリスビリーは、ロゴスリアクトで作った第一の特異点を解除。
するとSN世界線とFGO世界線がコリジョンし、互いが互いの特異点である第三の特異点Xが発生する。
※2024/6/27 追記
こうして特異点が二重化し、特異点Xの発生によってカルデアスでも観測できるようになった。
二世は特異点Fを『第五次聖杯戦争が完遂してしまった結果かもしれない』と推理していたが、自分はコリジョンによって『第五次聖杯戦争でマリスビリーが勝利した』と上書きされ聖杯の泥が溢れてしまったと推理している。
もっともカルデアスが完成した世界線が確立した時点でマリスビリーにとってどうでも良さそうだが。
あとはカルデアスが特異点F及びXの存在を観測し、未来からレイシフトして来たカルデアのマスターがセイバーを倒して特異点Xを解決するのを待つ。
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因みに特異点F及びXがコリジョンしてるのはきのこが証言している。
そうすれば人理修復と同時に特異点Fが人理に組み込まれ、FGO世界線は特異点Fのマリスビリーが倒されない限り絶対のものとなる。
よってマリスビリーは未だ特異点F及びXに潜伏し、自らがFGO世界線の人理定礎にしてSN世界線の特異点として在り続けていると推理しています。
黒幕は辛いよ
しかし、ここでマリスビリーに想定外の事態が二つ発生した。
一つ目はコリジョンした際に抑止力に後押しされたセイバーを筆頭に抵抗された事。
具体的には空想樹を破壊したり、アンリマユの宝具で聖杯戦争を繰り返す事で特異点Fを解決しようとしたのでしょう。
しかしそれらの抵抗も虚しく本編通りカルデアからマスターがやって来てしまい、結果は変えられなかったのでした。
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それは囮であり別方向から何らかの対城宝具で空想樹は破壊されたと思われる。
空想樹が失われても未来からカルデアのマスターが来れるか不安で仕方がなかっただろう。
二つ目は皆さんご存知レフ爆弾によるカルデアのマスター達の壊滅とそれに付随して人理焼却された事。
おかげでたった一人生き残ったマスターこと主人公に頼らざる負えなくなり、不安を覚えたマリスビリーはホームズを第四特異点ロンドンに派遣したのでしょう。
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聖杯に逸れサーヴァントを召喚させて目的のサーヴァントが召喚されるのを待っていた。
マキリは逸れサーヴァントの召喚を検知していたが、
ホームズはマキリに気づかれなかった=ロンドンに召喚された逸れサーヴァントでは無く、その前の足取りについて何も話さないから怪しかった。
そうしてマリスビリーの計画通りに主人公がセイバーを倒し、特異点Xが解決。
FGO世界線は編纂事象入りし、カルデアスが稼働する未来の創造に成功したというのが自分の推理です。
※2024/7/1追記
マリスビリーの犯行をまとめると。
マリスビリーの中身はFGO世界線のマリスビリーではなく、SN世界線のマリスビリーであり、2004年の冬木にロゴスリアクトで特異点を発生させ、そこに魂だけレイシフトした。
ロゴスリアクトの特異点を苗床に冬木市民を犠牲にして空想樹を植え、特異点Fの発生とその未来たるFGO世界線を創造した。
FGO世界線でカルデアスの完成とカルデアの発足を見届けた後は再びロゴスリアクトの特異点へ魂だけレイシフトし、その後の人生は計画に必要ないので自○した。
ロゴスリアクトの特異点に帰った後はロゴスリアクトの特異点を解除し、SN世界線の聖杯戦争にFGO世界線(特異点F)の聖杯戦争がコリジョンした特異点Xを発生させる。この時、FGO世界線(特異点F)から帰ってきた後に発生させたことで特異点Xの発生に特異点Fが必要という二重化の条件を満たした。
ただしコリジョンした事で抑止力が機能し始め、セイバーが後押しされて空想樹を破壊したりアンリマユの宝具を使って聖杯戦争が終わらないように抵抗されたり、さらにゲーティアからもレフ爆弾や人理焼却等で邪魔される。
そんな三つ巴の混沌とした特異点F及びXに何も知らない主人公が来訪し、セイバーを撃退させて特異点Xを解決させた。こうして二重化した特異点の片方のみ解決したことで、特異点F(FGO世界線)は人理定礎となった。
以上が自分の推理です。