見出し画像

ROKPRESSOで圧力を掛けるにはどうすればいいの?

 ROKPRESSOを使い、エスプレッソをちゃんと作ろうと思うと「コレ」を強くしなきゃなりません。

「圧力」

です。

いくつか圧力を上げるポイントがあるので参考にしてください。💡

1、「水の量」
 水の量を増やすことによって、ダイヤフラム中の空間を物理的に無くし、水がコーヒーを押す、ようなイメージになります。
「水を押す力」が強くなることで、圧力を高くします。
 デメリットは、抽出した後の水抜きに手間が掛かることです。
2、「粒度を細かくする」
 粉を細かくすることで、水が通る隙間を細かくし、より圧力を掛けていくイメージでポンプします。
 難点としては、本格的なエスプレッソグラインダーが必要になってしまうところです。

この2つを、自分の好みの抽出や豆に合わせて調整し、グッドポイント👍を探っていきましょう。

3、「粉の量を変える」
 上の2つを試しても納得いかない場合に僕はこれをします。
 まだ圧が弱いと感じるなら、量を増やし。細かくしすぎて出てこない場合は少なくします。
 クレマが出たり、味を確かめながら、この作業を繰り返します。

 この行程をしても「何かが違う。」
まだエスプレッソじゃないかもしれない。
そう思いながら考えた、より圧力を掛ける方法が

「ポンピング」

ROKPRESSOは、お湯を入れ、レバーを上げ、下げる時に抽出をする。
レバーを下げる時に、必ず一回、というメソッドも何もないので、やってみました。

レバーを下げ、お湯を粉に通す瞬間、
またレバーを上げ下げし一気に水と空気を詰め込みます。
そうすることで、かなり圧力を強くすることが出来ます。
僕は今は1回のポンピングですが、最初は5回、3回という風に調整してきました。

これは、水を多めに、粉も細かくし、量も多い、
というこれまでの手順を全て盛り込んだ中での抽出になりました。

水を一気に粉に詰め、同時に空気を詰めることで、抽出する時の圧力を強くするのを可能にします。

僕は今は1回のポンピングですが、最初は5回、3回という風に調整してきました。

ただ、やりすぎにはご注意ください。特に、ゴムフィルターやゴムリングなどの消耗品が古くなってくると、ポルタフィルターが抽出中に暴発して外れたり、ダイヤフラムにヒビが入ってお湯が飛び出したりして、非常に危険です。
(暴発してエスプレッソカップ5個ほど割りました。そして、お湯が吹き出して首元に少し火傷を負いました。笑)

暴発動画を載せます。(^_^;)

他にも、Instagramで抽出動画を上げてますので、いろいろ見ていってくださ〜い。(^ ^)

今ではオリジナルのダイヤフラムでは、ポンピング1回からの抽出に安定してます。

なぜ1回になったかというと、

「数回ポンピングすることで粉が暴れる」

レバーを上げ下げすると、中の空気と水、粉も一緒に上げ下げすることになるので、ポルタフィルターに詰めた粉の表面が、1番影響を受けることになるのです。

この問題が、エスプレッソを安定して抽出出来ない点とダイヤフラムの中がコーヒーオイルや微粉がついてしまい、
抽出後に、必ず1回空流ししないと、次のエスプレッソに影響してしまいます。

この影響と予備動作の負担のことを考えていくと、最終的に1度のポンピングに収めることが出来ました。


SOMEDAY SOMEHOW PROJECTさんのステンレスのダイヤフラムにしてからは、ポンピング無しのそのまま1回で抽出ができるようになりました。

こちらの動画はROKPRESSOオリジナルのままでのポンピングです。

圧力を掛けると「クレマ」が出やすくなります。

こちらの動画を参考に。
エスプレッソでも、美味しさの半分以上はここにあるのではないかと思っているので、味わいとともに、「クレマを取る」ということを意識するのも良いかもしれません。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?