作品との化学反応を感じた1日
先日、アイスクリーム屋さんでのイベントに参加させて頂きました。
「二丁目のアイスコーヒー」
FLAPCOFFEEさんとCAFUNEさんによるものです。
僕は、エスプレッソでの参加でした。
その中で、特別メニューとして
「アフォガート」
を提供することになりました。
アイスクリームとエスプレッソを組み合わせるだけではなく
「芸術作品」
をプラスワンして楽しむものにしました。
今回もう1人、僕からお誘いした彫刻家の永澤嘉務さんが加わり
「アイスクリーム用に使ってほしい」
の思いから
「スプーン」を作り
参加してくださいました。
嘉務さんと、作品の話をすると
作品を「見る」、だけではなく、作品を「使って」
体験をしてほしい と話します。
作品を目の前にし、購入する前に実際に使うことが出来る
これは、作品が気になるお客さん視点では、とても良いな、と思い、提供者としては購入に繋がれば、最高の流れだと思いました。
その嘉務さんが、今回製作した作品は
「耳」の形をしたスプーン
嘉務さんのコメント
【耳の造形を見ていると渦巻く銀河や胎児の姿を連想します。
ひと一人で銀河を生み出すほどのエネルギーを秘めていると聞いた事があります。
耳スプーンでエスプレッソやアイスを楽しむ何気ないひと時に、そんな可能性に思いを巡らせる事ができたら素敵だと思います。】
宇宙、生命の「誕生」を アイスクリームで体感する
こんなワクワクする体験を 任せて頂いた事に感謝しかありません。
そして当日、アイスクリーム屋の店主が感動してスプーンを購入していました。
僕も体験しましたが、没入してしまうような時間でした。
つかんで、まぜて、くわえる
一つ一つが温度を伴って触れるので、「作品」が要素として加わる事で、世界観が一気に広がるような感覚でした。
嘉務さん本人にも体験して頂き、すごく楽しそうにしてる所を見れたのでホッとしました。
エスプレッソもその中に加わり、食べる人に新感覚を届ける事が出来ていたら、僕としても最高の体験です。
嘉務さんとコラボするイベントは、お金以外の「価値」を改めて認識させられるので、すごく楽しいです。
「一杯」をどんな体験として提供したら良いのか
想像を膨らませるのが楽しく
それは、体験してこその芸術作品を作るからだと
嘉務さん自身が楽しそうにしているのを見て思いました。
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ROKPRESSO MAGAZINE 2nd stage.
手動エスプレッソマシン「ROKPRESSO」から「ESPRESSO」を作るときに考えている事を文字にしています。 30mlの液体から生ま…
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