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11/21「日本遺産『関門“ノスタルジック”海峡』④」開催しました!

北九州市民カレッジ「日本遺産『関門“ノスタルジック”海峡』」の第4回を開催し、「若松再発見の会」のみなさんの案内のもと、若松に残る近現代遺産(日本遺産構成文化財、土木遺産、若戸大橋)を巡りました。
 
炭鉱地帯、石炭の積み出し港として栄え、多くの船舶や港湾労働者が集まり、次々と石炭関連の会社が設立され、港湾都市として発展した若松。
旧古河鉱業若松ビル、上野ビル(旧三菱合資会社若松支店)、杤木ビル、石炭会館、それ以外にも慰霊碑、出入船舶見張り所、わかちく史料館、若戸大橋展示室、旧ごんぞう小屋にご案内いただきました。
 
旧古河鉱業若松ビルは、筑豊炭田で産出された石炭の中継地として繁栄した若松を代表する洋風建築物です。
 
 


上野ビルは大正時代から変わらず残っており、築100年以上の歴史のある建物でした。
階段や扉、ステンドグラスなど、当時のまま残っており、現在では事務所や雑貨店、カフェなどに使用されていました。



 
日本遺産を構成する文化財ではありませんが、若戸大橋全長627mの長大吊橋として1962年に開通し、当時は「東洋一の吊橋」と言われています。
開通50周年を記念して展示室がオープンし、2022年に国の重要文化財に指定されました。
 
若戸大橋展示室は、若松再発見の会のガイドがなければ入ることのできない場所です。
受講生の中から累計1,000人目となる来館者が出ました。
展示室では若戸大橋ができるまでの過程を学び、橋台といわれる橋を支えているケーブルの基礎部分を実際に見ることができました。


 
門司港、下関、若松と3回にわたって日本遺産を巡り、様々な学びや発見がありました。
次回は、佐賀大学芸術地域デザイン学部准教授、花田伸一さんによる講義です。

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