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11/16「好きになっちゃりぃ北九州③」開催しました!
北九州市民カレッジ「好きになっちゃりぃ北九州」の第3回を開催しました。
(第2回は荒天のため12/7に延期になりました)
小倉城庭園を会場に、小倉城庭園の中川康文館長から「小倉とは何か~1000年の多様性都市~」をテーマにお話しいただきました。
「小倉」という地名の由来は、足立山麓に穀物を納める「小さな倉」があったという説や、「企救(きく)の浦」が「こくの浦」となり、「こくら」になったという説、高麗や高句麗から移り住んだ人が多く、それが訛って「こくら」と呼ばれるようになった説など、いくつかの説があるとのことでした。
地名の由来の1つでもある「企救の浦」は、万葉集にも出てくる古い地名であり、詠まれている和歌からも、企救の浦には長い浜や高い浜があったことが分かるそうです。
現在も長浜町という地名が残っています。
北九州の文化は、外圧を受けてもそれに取り替わるのではなく、もともとあったものと融合してつくられてきたそうです。
新しいものを取り入れ、どんどん変化していくのが北九州の歴史と文化の特色であると言われていました。
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小倉城や小倉城庭園では、発掘した遺物を展示するだけでなく、一般の人にも喜んでもらい、観光業として地域の経済発展にもつなげるため、小倉城プロレスや竹あかり、茶道体験など、様々な企画を実施します。
講座終了後には希望者を対象に、館長が小倉城庭園の展示室を案内してくださいました。
次回は、小児科医の河原風子さんによる講話です。