一級建築士×FPが教える【「かゆいところに手が届く」潜在ニーズ設計術】
先日 人間ドッグに行ってきました。
…で、腎臓に小石がありました。
自覚症状は全くありません…。
幸いにして たいしたモノではなく
水をガブ飲みしてれば そのうちなくなるんだそうです。
「自分のことは 自分が一番よくわかっている」
…って言います。
でも、これもビミョーで
実際に 年イチで行く病院の先生は
私よりも私の体のことを知っています。
そして 半年に1回行く歯医者さんは
私よりも私の歯のことを よく知っています。
さらに 月イチでいく美容院のマスターは
私よりも私の髪質のことを知っています。
体の中だけではありません。
「頭の中」も同じです。
私がFacebookの 誰かの投稿に10回「いいね」すれば
Meta社のアルゴリズムは
私の同僚よりも 私の頭の中を知ることになるんだそうです。
そして70回「いいね」すれば
友人よりも私を理解し、
300回「いいね」すれば
私の妻(いませんが…😅)よりも
私に寄り添ってくれるんだそうです。
そして、行き着く先は
私よりも私のことを知って
「私が知らなかった 私の欲しいモノ」
を広告としてスマホの画面に表示してくれます😞
大事なのは
「自分は、意外と自分のことをわかっていない」
…ということ。
住宅販売の現場においては
「顧客は、自分が本当に欲しいモノを 認識していない」
…ということです。
クライアントのご主人が、新しい家に
「書斎が欲しい」のであれば、
本当に欲しいのは書斎ではなく
「一人の時間」かもしれません。
…であれば、リビングの隣や 寝室の一角の書斎はNGになります。
奥さんが「食洗機がほしい」であれば、
本当に欲しいのは、食洗機ではなく
食器洗いに費やす時間を、
趣味の「アクセサリー作り」に使いたいのかもしれません。
…であれば、食洗機の他に
アクセサリーを作るワークスペースが必要になります。
クライアントの全てが、
自分のことを理解して、
自分の本当の要望を言語化できているワケではありません。
「顧客が気づいていない
顧客のニーズを知ろうとすること」
…そんなことを心がけて建物の設計をしています😄
ちなみに…
Facebookの「いいね」のくだり…
もっと知りたい人は
「ホモ・デウス(ユヴァル・ノア・ハラリ著)」に載ってますので、
よかったら読んでみてください♪