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新しい出会いを求めて〜ウェブビジネスの勧誘にのれるとこまでのってみた編〜

久々にアカウントを作成してTwitterを始めたら、そこはなかなかの「魔境」でした。

フォローされフォロバをすると頻繁にDMで「ビジネスに興味ありませんか?」と一言。
その度にせめてもう少し関係性築いてから提案すればいいのにと…出逢って即ホテルに連れていかれるような悲しい気持ちになります。いや、そんな経験ないけど…

友人だけのアカウントや、趣味用のアカウントしかなかったので今まではそんなことなかったんですけどね。

いきなりの提案はブロックで対応してるのですが、会話には応じるようしていました。すると会話を重ねていくうえでウェブビジネスで生計を立てようとしている人からいっぺん話してみませんか?という提案がありました。

「何で?」

「一緒にビジネスやりませんか」ならともかく、話すことに何の意味が?って。でも「人とのやりとりで気づけるものがあるので色々な人と話してみたい」とお相手さんは説明していました。「色々な人と話してみたい」これは自分の中にもある感覚でした。

当たり前だと思うことが、ある日当たり前でなくなるということを最近は嫌というほど味わってきたので「他人の考えに触れること」と「自分の考えをアウトプットすること」でそれに対応できるようになりたいと自分は思っているからです。

「攻められるところまで、攻めてみよう…」

そう決心した僕は、きっと最終的にはなんらかの勧誘に導かれるであろう誘いにのってみました。

最初の出会いはLINE電話。なんとなくお互いの身の上話をしました。
細かい情報は端折りますが、なんでもお相手さんは辛い人生を歩んでいたけれどもビジネスに出逢って少しずつ金銭的余裕ができて今は楽しく過ごせてるとか、そう生き方に興味ありませんか?と

内心「とうとうきたか…」と思いつつも「まだ攻められる」という気持ちもあり、「まぁ興味がないといえば嘘になります」と答えました。

すると、「僕の人生を変えてくれた師匠に会いませんか?」と

あれ?なんかちょっと思っていたのと違う…と速攻でなんか会費制のコミュニティでも入るのかなおもたら師匠?と少し動揺しましたが、乗りかかった船なので「いいですよ」と返答。

そして数日後カフェで師匠と会うことに。

師匠は少し遅れるようで、先にコーヒーとモーニングを食べながら待つ。「休日に早起きしてカフェで一日を始めるのも悪くないな」なんてどうでもいいことを考えてると師匠が登場。

テカテカのセカンドバッグに、ギラギラの腕時計。師匠感を確かにまとった師匠が現れました。

弟子が、一言「師匠の教えてくれたこのカフェ、美味しいしコーヒーに無料でモーニングついてきていいですね!」

いやまぁ、コ○ダだけどね。なんて内心思いつつ師匠の返しは

「コーヒーで十分元が取れているからさ、セットにするんじゃなくて無料でつくという見せ方をすることで顧客にお得だなって思わせる狙いさ。いい戦略だと思う」

師匠風格あるなー!いやもしこれ演出だったらどうしよカフェ指定したのも向こうだしお決まりのパターンだったら…よく練ってる。

で、師匠から聞いた話をまとめると

・ビジネスというと難しいが要は「販売」「集客」「商品」
・ウェブビジネスとはなにか
・ビジネスの土台を認識せずに闇雲にスキルを磨くのは効果的ではない。
・我々はウェブビジネスを学ぶ塾を運営している。よければどうだい?
・無理強いはしない。成功するかどうかは本人次第だから。

という感じでした。

ちなみに

自分がビジネスを学び成功をしていく過程を近い境遇の人に発信することで「集客」する。販売や商品に関してはアフィリエイトなんかもあるから拘らなくていい。ウェブであることを利用して商品、販売に形あるものを持たず初期費用などの金銭的リスクを少なくして行うビジネスがウェブビジネスだそうです。

思ったより、大分まともというのが率直な感想でした。

人にとってはこの時点で怪しいと思うでしょうが、昔塾で働いていて、受験生とその保護者に他塾じゃなくここを選んでもらうという仕事をしている自分にとってはそれほど変には思えませんでした。

受験というのは避けがたいから塾にはいるのに違和感を持ちません。けどウェブビジネスという得体の知れないものだから違和感があります。

大学受験の塾だったら形態にもよりますが、1年で50万前後はかかります。そのウェブビジネスの塾とやらの費用もそんな感じでしたがまぁ学習塾もそんくらいとるし、例えば声優の養成所も1年で30万前後くらいかかるものだったはず。

入れば成功するわけでもなく、ちゃんとその環境で頑張れて、しかも頑張るのは当たり前で場合によっては運も味方にしないといけないそんな世界なのだろうと。いい意味で印象は変わりました。ひょっとしたら目の前の人たちは悪い人たちではないのかも知れないと。

現実的には塾で受験生を見てきたからこそ自分が生徒だったら…って考えたときにやな予感しかしなかったのと、軌道に乗ったうえでこういう勧誘を自分もおこわなきゃいけなくなるのが普通に嫌だったので断りましたが、「たまには思いもよらないところに突っ込んでみるのも悪くない」

そう思えるいい経験になりました。


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たばけん
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