自販機で二郎系ラーメンを買ってみた/蒼風拉麺探訪特別編No.001
こんばんは。今回は特別編ということで、一風変わったラーメンの話。タイトルにもある通り、自販機で買うラーメンについてです。
自販機のラーメン、というとカップラーメンや、レトロな自販機のものがありますが、それとは違って、各地のお店のものを冷凍で販売している、というもの。
具体的には丸山製麺さんが会社の前に、自社で取り扱っているラーメンを自販機という形で売り出した、という話なのです。
とまあ、細かなことや、経緯は上記のような記事があるので割愛。今回は実際に買いに行ったレポートをしていきます。
自販機のある丸山製麺さんは、電車でいくと、ちょうどどの駅からも遠く、東急池上線洗足池駅と、長原駅が比較的アクセスしやすい感じ。行前者は距離が近く、後者は道が分かりやすかったです。
そんな自販機ですが、駅からしばらく歩いたところにありました。
大通りに面しているわけではないので、注意が必要。東急ストアが近くにあるので、それが目印になるかと思います。
近づいてみるとこんな感じ。
どこのお店なのかもきちんと明記されています。目玉というか一番人気は二郎系らしいんですけど、それ以外もありますね。餃子なんかも取り扱っているようです。
この日はお目当てだって二郎系ラーメンのらーめんバリ男さんのラーメン。それから気になっていた餃子を買いました。後者については今回は割愛。
で、自販機から出てきたのがこれでした。
これ、結構大きいんですよね。比較対象物を置いていないのですが、中に入っている紙がA4を半分に折ったもの、と言えばその大きさは分かるかと思います。中に入っている紙はこんな感じ。
上半分はお店で提供されているラーメンの写真。そして、下半分に調理方法が書いてあります。
中に入っているものはこんな感じ。
麺と、スープ。それに味変の特性唐辛子。
店舗の方だと卓上にあるものですね。これが結構いい味変アイテムになっているものなのですが、きちんと入ってますね。
と、まあ、内容の確認はこのくらいにして、早速調理。湯せんをしたスープはきちんと液体状になりました。
通常この手のものって、時間指定があってもその通りでは上手くいかないイメージがあるのですが、これは大丈夫でした。計算されているのか、単純に手順が良かったのか。
麺の方はざるにあげてこんな感じ。
湯で時間は5~6分という指定がされていますが、今回は5分ちょっとやりました。この辺の湯で加減を見ながら選べるのは利点かもしれないですね。
さて、出来上がったスープと麺を盛り付けたのがこちら。
チャーシューは麺の下にもぐってしまいましたが、きちんと3枚ありました。
麺量は表記上300グラムということで、これ、ゆで前で300グラムですね。自分がこの手の「テイクアウトや宅配系」でいつも気になるのはその量なんですよ。
どうもこう、少ない麺量になっていることが多いイメージで。お店の方だと大盛で350グラムだったかな?なので、結構お店の量準拠って感じですね。
味の方は完全にこれ、バリ男さんのラーメンですね。別に自販機で扱うものだからと言って劣化させたりする某有名店みたいなことは一切してないと思います。
この味、好きなんですよね。甘じょっぱ系の豚骨醤油に、わしわしっとした太麺。固め指定をしたことがあるかは忘れましたが、これはマストかもしれないですね。
二郎系といえばもやしとニンニクですが、前者は今回載せませんでした。ビジュアル的にはあったほうがいいのですが、個人的に特に好きなわけでもないので、手間と天秤にかけて無しに。
ニンニクはみじん切りにしたものを用意したのですが、既にデフォルトでかなりニンニクが効いていますね。
ラーメンとの相性がいいので問題は無いですが、無しから味わいたい場合にはマイナスポイントかもですね。自分は特に問題はないので、用意したものも入れてがっつりニンニクを効かせました。
途中まで食べた段階で味変。ついてきた特製唐辛子を投入。
量が少ないのは辛さが苦手なせい。でもこれくらいでも味変が楽しめます。これがついてるのはいいですね。飽きずに最後まで楽しめると思います。
と、まあこんな感じで自販機で買う二郎系ラーメンでした。
正直なところ、いくら冷凍ものとはいえ、やっぱりお店で食べるよりも結構クオリティが落ちてしまうのではないかと思っていたのですが、想像よりも大分「お店の味」だったと思います。
もちろん、厳密にいえば違うところもあるとは思うんですけど、複数回行っている記憶からすれば「ああ、そうそう、これこれ」という感想になったので、かなり再現度が高いと思います。
そのままのものを下ろしているから当たり前と言えば当たり前ですが、その当たり前が達成されないことも決して少なくないので、結構びっくり。
これは近くにあったら頻繁に買っちゃうなぁ……値段もこれを含めて全ての品が1000円を超えないので、凄く手軽だと思います、正直。
今のご時世とかいうありきたりな話でもなく、普通に増えて欲しいし、もっとこういう形が定着していいんじゃないかなぁと思う一杯でしたね。
実際これで食べてまたお店の方に行きたくなったくらいなので、初めて食べる場合はもっと感動があるんじゃないかと思うんですよ。
そういう宣伝的な意味でも大きいんじゃないかなぁと思いますね。
色々難しい課題はあると思いますが、今後はもっと広まると良いなぁと思いますね……関西の名店とか扱ってたらもう、すぐ買いに行くと思いますよ、ええ。