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【食レポ】麺好獅子團@小川町(2025.01.20訪問)
告知他
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基本情報
店名|麺好獅子團
メニュー|シシマルカリーつけ麺(1,600円)
点数|86点
目次
レビュー
何を持ってラーメン激戦区とするのは割と基準が分かれるところです。それこそオールドメディアで激戦区扱いをされやすい高田馬場駅周辺は、RDB基準で考えればそこまでポイントの高いお店は多いわけではないと聞きます。
まあ、そんなどこかのメディアが勝手に言っていることはさておいて、個人的には秋葉原から神田、神保町あたりの一体は割とラーメン激戦区なんじゃないかと思っていたりももします。理由は単純に「行ってみたいと思ってリストアップしたり、しようかと思ったお店が多い」から。
そもそも湯島から秋葉原から上野から神保町あたりまでを全てひとつのエリアとして捉えていいのかは分かりませんが、今回はその辺りのお店に関するお話。
RDB上の最寄り駅は便宜上小川町となってはいますが、小川町はもちろん、淡路町、神保町神田お茶の水あたりの駅からアクセス出来る立地。なんだったら、ここで食べた後に秋葉原に出ているので逆も可能と言えば可能なあたり。
その秋葉原に店舗を構える「麺屋武蔵 武仁」にかつて「アキバカリー麺」なる一風変わったビジュアルと名前のメニューがありました。自分がラーメン食べ歩きをし始めたころにはもう提供していなかったか、提供はしていたけど、自分が興味を持たなかったのかは分かりませんが未食のこのメニュー。その発案者の方がオープンしたお店が今回足を運んだ「麺好獅子團」になります。
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麺屋武蔵系列で21年も勤め、「麺屋武蔵 武仁」では店長を勤めたゴリゴリの麺屋武蔵の関係者。そんな方がオープンし、カリー麺だけではなく、カリーつけ麺もあるということで、訪問。ずっと気にはなっていたんですけどね。
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メニューはご覧の通り。「アキバカリー麺」と同様のメニューである「神田カリー麺」は土曜日と祝日のみの提供。それ以外にもカレーラーメンの「スパイシーカリー麺」。更には「カリーつけ麺」。そして、通常の「濃厚つけ麺」に「らーめん」とメニューは豊富。
麺量はラーメンが並盛と中盛が同額、つけ麺は並盛、中盛、大盛、特盛からの選択制。麺量はそれぞれ並盛180g、中盛270g、大盛360g、特盛450g。デフォルトのメニューがそこそこの値段で、麺量が増やせるシステムは麺屋武蔵を感じますね。
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卓上には「ししまる特製唐辛子」「かつお酢」「胡椒」。それから箸とレンゲ、お冷のポットが常備。お冷は食券受け渡し時に持ってきてくれます。ティッシュはカウンター下と食券機の横。そちらに紙エプロンもあります。
「神田カリー麺」も気になりますが。この日は平日。いつのまにか食券機の左上に移動していた、恐らく一押しのメニューである「シシマルカリー麺」の「特盛」を注文。
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スープ割用のポットをつけ麺提供とほぼ同時くらいに提供。
カレーつけ麺というメニューは何分あまり比較対象が無いのでいつもレビューには困るのですが、こちらは割と「カレーつけ麺」と言って思い浮かべるようなテイストに感じました。実際、どんなテイストを思い浮かべるのかは分かりませんが。
所謂日本のカレーと、本場インドカレーが大分違う食べ物になっているのは割と知られていることですが、こちらは割と日本風に近いような気がしますね。かなりドロッとした粘度を持った濃厚なつけ汁です。スパイスも辛味も適度にあって美味しいですね。辛さも、辛い物が苦手でも受け取ることは出来るレベル。
そこにあわされるのはかなりコシ強めの平打ち麺。麺屋武蔵系列と比べるとやや細めでしょうか。ただ、あちらよりは弾力が強く、つけ汁の濃度に負けないものになっています。
つけ汁をどっぷりとつけるとカレーが前面に出ますが、やや抑えめにすると、麺の味がしっかりと感じられてこのバランスも色々変化させて食べると良いかもしれません。
トッピングは炙りチャーシューが3枚に、味玉がひとつ。特にチャーシューが美味しいですが、+450円くらいするので、それを考えるとやや悩みどころ。ちなみにつけ汁内にもサイコロ状のチャーシューとメンマが沈んでいてこちらも美味。
途中から、カリーつけ麺用ではないような気がしたのですが、かつお酢を投入。すると酸味と旨味が追加されて、さっぱりしますね。カレーとの相性はまずまずですが、こちらは通常の濃厚つけ麺あたりに入れるのが正解な気がします。とは言っても味変としては機能する感じ。
最後にスープ割……ですが、そもそもつけ汁がかなりギリギリ。自分が考え無しに食べたというのもありますが、特盛の場合は割と注意した方がいいかも。
ご馳走様でした。濃厚なカレーつけ汁につけていただく、美味しいカレーつけ麺でした。麺量が増やせてコスパは悪くないですが、つけ汁がそこそこあるにはあるのですが、そもそもの粘度が高いので無くなりがちなことと、トッピングを追加するとかなり値上がりすることを考えると、もしかしたらラーメン系の方がいいのかもしれません。後は単純にカレーではない通常の濃厚つけ麺も気になるところ。
ワンポイントまとめ
・麺屋武蔵系列で21年勤めた方のお店
・「アキバカリー麺」の考案者
・濃厚なカレーつけ汁につけていただく「これぞ」というカレーつけ麺