入院日記③　Blood & Tear &麻酔液…

さて入院４日目。もう４日たったのか、早いなぁ。

昨晩は鼻の息苦しさと、寝転がると喉に鼻が下がってきて気道が塞がれ、その苦しさで起きる連続で全く眠れなかった。
本当に自分の「んがぁっ」といういびきのような音とか、気道が塞がれる苦しさで起きてはあはあしているのだ。なんなん。本当に苦しかった。

朝、ドクターに呼ばれて処置室へ。いよいよ鼻の中にびっちりつまったガーゼをとる時間となった。
友だちの旦那さんもこの手術を受けていたため、「信じられないほどのガーゼが出てくるよ」とは聞いていたが、本当にそうだった。

処置室に入ると焼肉屋のエプロンの全身バージョンが巻かれ診察台に座る。「いやいやどんだけ汚れるんだよ…」とビビリながら待つ。
局部麻酔を鼻の中に入れながら中のガーゼを取っていくが、取っても取っても終わらない。
麻酔液と鼻血と、よだれと涙が一緒に出てきて顔がぐちゃぐちゃ。
途中で来た看護師さんに顔を拭かれ、慰められながら頑張った。
ドクターが途中で「全部で左右の穴５個ずつガーゼが入ってます、あと２個ずつとりますからね」
ドクターナイスタイミングで情報入れてくれた。これ最初に言われてたら頑張れないやつ。
このドクター女医さんなんだけど、絶対に笑わない。緊張してるのかな？言い方もぶっきらぼうなので、対人コミュニケーションは苦手なのかしら？とか、ここでも分析してしまう、職業病やな。

「も〜どんだけでてくんだよぉ〜」というぐらい、奥から次から次へとガーゼがうどんのように出てくる。
友だちに報告したら「ほっしゃんやがな」と。
ほんまや、ほっしゃんのうどん芸のごとく、うどんガーゼが次々に出てきた。
局部麻酔がきいているので痛さは無いが、耳鼻科系をいじると涙出てきません？これが生理的涙っていうやつか？とにかく、血だらけガーゼと共に涙もボロボロ流れる、それを優しく拭いてくれる看護師さん…スキ。
なかなか終わらず、緊張もしていたため足も震えていた。
怖かったよぉ。

血と涙と麻酔液とよだれが口の中でミックスジュース。
♫のっぴったんぬんむぅ〜（血汗涙）じゃなくて、血涙麻酔液よだれ〜だった。アミなら分かるはず。
どうしたらいいのかという困り感はドクターに伝わったようだが、「口から出たものは飲んでもわらないと‥」え？？この液体飲むの嫌だ…
看護師さんが厚手のガーゼをくれた、グッジョブ看護師さん。

最後に綿球を詰めて終了。しばらくのつっペ生活楽になったバージョン。
つっぺって、なんでつっぺって言うのかな。

ジャンボ焼き肉エプロンを取って、看護師さんに「頑張りましたね」と褒められながら処置室を後にした。
前情報で聞いてはいたが、うどん５本ずつ出てくるとは思わなかった。
そう考えると詰める側の技術もすげえや。
医者と看護師、本当にすごい職業だなぁ。

さて、今日は寝られるといいな。