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なおにゃん『100年後にはみんな死んでるから気にしないことにした』読了

家に溜まっている買って満足している本たちを順調に読んでいる。
今回はこの本。
「あああ〜それな」と思うことがたくさん書いてあって一気に読んだ。


なおにゃんの育ちも大分大変だったんだね…よく育ってきたなぁ。
読み進めると彼女は北大卒。すげぇ頭いい。
最近よく聞くHSPのことが分かりやすく書かれており、読むと一目瞭然。
彼女の経験談を元に、その経験を経て彼女が思ったこと、考え方が変わったことが書いてあって「わーほんとだ!」「なるほどね」「その考え方もらおう」と思えることがいっぱいあった。
アダルトチルドレンとHSPって、違いがあるのかな?
内容は結構被っているかもしれない。


・自分の行動や職業の選択を「親はどう思うだろう?」という軸で判断していた
・自分でも自意識過剰だと思うが、自分が周りを楽しませなきゃいけないと勝手に思い込んで頑張って疲れちゃう
わーほんと、めっちゃ分かるわ。
自意識過剰説は前に「おどおどオードリー」で森三中の黒沢さんが「どうせみんなアタシのこと嫌いなんでしょ」という自意識過剰があると話していた。
ある意味自己中心的思考。だけど社会はそこまで周りを見ていない、みんな自分のことで必死なのだ。こう知ることは経験不足を補うことで軽減していくんだろうか?


本の後半にはさらに「なるほど」と思ったなおにゃんの考え方があった。
アタシは「他人軸じゃなくて自分軸を作らなきゃ、他者の感情との境界線を作らなきゃ」とこれまた「そうであるべき論」で思考を変えたいと思っていたけど、なおにゃんは「人より気付けることが多いから、人の悩みに寄り添ったり出来る。そのおかげで人からは好かれるタイプだと思う」と書いてあった。なるほど、こういう捉え方もあるんだね。


マフィア梶田が言っていたように、三つ子の魂百まで、なのだ。
人の思考はおとなになってからもあまり変わらない。
社会に出てごまかし方を身につけただけ、ということばが心に残っている。変えたい、変わりたいと思っていた自分に目からウロコだった。
変われないのは悔しくて残念だけど、そんな自分を受け入れて一緒に生きていくことが大事なんだよなあ。
療育や保育もそうだったけど、人に言うことをきかせようとするから反発が生まれるんだよね。


なおにゃん曰く「感性豊か」マジで。共感力も高い、ホンマに。
だからそれをマイナスに「人に左右されがち、人との境界線が無い」とか言ってないで、ええ方に取ったらええがな、という話か。
「たくさんの表現活動をしてほしい」と書いてあった。
このnoteもそうだなぁ、自分の思考のアウトプットになっている。
ニュージーランドで知り合った人にも「言語化能力がありすぎる」なんて言われて嬉しかった。まあ同時に「考えすぎ」とも言われたけどね。


あとね、「推しに心が震えるほど感動出来る」(笑)マジでコレ。
ホルモン見ても、なかやまきんに君見ても、ユンギ見ても、BTS見ても泣ける。こういうふうに自分の感受性を使うといいんだよなぁ。


あとがきには「人生って結局どれだけ感動出来たかが大事なんじゃないか」「心が揺さぶられるような瞬間をどれだけ感じられたか、そんな景色をどれだけ自分の心の中に残せたか」わーーーーー!!
アタシが大好きなナムジュンの国連のスピーチと同じことだ!!
What excites you and makes your heartbeat?
これーーーーーーほんとね。


療育を離れてからいろんなことに気がついたと何度も書いているけど、仕事を通して私は心が震える瞬間を何度も見てこれたんだと改めて思う。
仕事中に何度鳥肌が立ったのか分からないぐらい、前の職場では感動の場面がたくさんあった。そのたびに心が震えたのを、その記憶を何個も言える。
療育を通して自分の過去が浮き彫りにされて、人の感情に寄り添いすぎて神経を浪費した反面、こんなに心が震える場面がいっぱいあったのだ。それで私の愛着が満たされていたんだと本当に思う。
だから仕事に熱くなりすぎてしまうこともあったんだと思う。
そんな仕事に巡り会えて本当によかった。人生の宝物だなぁ。


わーなおにゃん、ありがとう。
また自分の視野が広がりました。

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