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②補酵素 生物の勉強は絵を描いた方が良い
ここでNADHやらNADPHについて書くということは、もう次は呼吸やら光合成やらについて書くという伏線でしかないだろう。
僕は長い間、この補酵素について教科書の図が理解できていなかった。例えば、NAD+が還元されるとNADHになるが、教科書の図にはNADHの側に丸で囲われたH+が存在しており、こいつがどこから出てきた水素イオンなのかが全然分からなかったのだ。
しかし、上で示したような絵を描くことでその意味が理解できた。NAD+やNADP+は補酵素として働くときに水素を基質から2つ取るが、自分で持っておく分は一個だけで、もう一個は放出するのだ。一方で電子はしっかり2個保持できているようになっているのだから、電子運搬体としては◎だ。
こういう小さなモヤモヤを解決していくのが生物の勉強の醍醐味だと思う。そして、そのモヤモヤは大体絵を描くと解決することが多い。絵を描くことで仕組みが視覚的にわかると同時に、人に教えるのと同じようなアウトプットの仕方ができるからだ。
これから生物を勉強し始める人はたくさん絵を描いてみることを強くお勧めしたい。