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モラルとは 育児休業を私用する。。

今回は制度を使うにあたり『モラル』について書こうと思います。
様々な相談を受けてきて感じるのことは、『本来、制度を必要としない人が、制度を利用するために何とか条件に当てはめようと、様々な言い訳を並べる行為』は、本当に愚かな行為であり恥じるべき行動だということです。

育児休業はその最たるもので、今までも現在もこれからも、不正利用が多く、子育てを免罪符のように使うケースが多々見受けられます。
この機会に今一度、制度の成り立ちなどを考え、行動するきっかけになればと思い、記載します。

あなたにルールを教えてくれた方は、あなたのために自分の時間と労力と知識を使い、手を差し伸べてくれました。本当にその制度が必要か、よく考えてみてください。では始めていきましょう。
っとその前に、育休関連の記事はこちら↓



育児休業は『育児のために休業』することである

男性育休を利用して・・・

男性育休が徐々に普及してきている一方で、『休暇を取りながら、月々の給料とボーナスの減額を避け、交通費まで貰おう』と企む人々が増えています。

育児介護休業法で規定されている制度では、ここまでのことはできませんが、組織によっては、法定外休暇として法律を上回る制度を作っているところもあります。そういうところでは、このようなことが出来てしまうのです。
たとえ、条件に当てはまったとしても、制度の成り立ちから考えれば、これは違法と考えるべきです。

使用者側の立場から考えれば、その人がいない期間に他の人に仕事を振る必要があったり、場合によっては人を雇い入れる必要があります。
このような卑怯な制度の使い方をする人間は、同僚にとっても、経営者にとっても迷惑極まりないのです。

『制度の成り立ちに反する』は拒否の理由になる。

こういうズルしようとする人は、良く調べて申請をしてきます。何なら『弁護士がいいって言った』『社内組織で確認した』などと言うでしょう。

ですが、そもそもの制度の成り立ちについてまでは、考えていない、これを突きつけられると困ることがほとんどです。

制度を利用するにあたり、その人の状況等を聞きとるのもいいですし、制度が本当に必要なのか、制度の成り立ちを理解しているか聞いてみるとよいです。ハラスメントになることを恐れずに、聞く価値はあります。

女性の場合も・・・

男性育休だけかというと、そうではありません。女性の場合も、親族や認可外の保育所に子どもをあずけ、エステやネイルに行ったり、他の場所で働いている場合もあります。

『息抜き』といえば聞こえはいいですが、限度がありますよね。副業をしている場合には、育児休業手当金を受け取っているのか、法令違反もあやしいところです。

ひどい場合は指摘もあり

あまりにもひどい場合には直接本人に指摘し、しかるべき措置をするべきかと思います。
こういう人間がいるから、本当に休みが必要な人や子育てをしながら社会に参画したい人が非難されるのです。

困りごと社員は会社を蝕む

労働者側にとっては、制度のスキを縫って利用できればラッキーなことですが、使用者側からみれば、とても深刻なことです。
見過ごせば同じことを繰り返す人が増え、組織として成り立たなくなります。先手を打つべきです。

モラルをもつ

結局、こういうことが増えると規制を厳しくせざるを得ません。使用者側に先手を打たれる以前に、制度を利用する際は、モラルを持って利用することです。一人の大人として、子を持つ親として、モラルを持った行動をしてほしいものです。

まとめ

今回はモラルについて、一番多い、育児休業を題材に書いてみました。ポイントは『制度の成り立ちを良く理解し、モラルをもって行動すること』です。それをしないと、労働者自身が自分の首を絞めることになりかねません。

以上、育児休業取得についてのモラルのアレコレでした。

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