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わたしが40代でやめたもの(心の持ち方編)
30代前半で双極性障害を発症して(ついでに発達障害も見つかった)、暗黒の30代~40代前半を過ごしてきたわたしですが、40代後半になってようやく、病気や特性や性格や運命を受け入れて、自分に優しく気楽に生きられるようになってきた気がします。
そんなわたしが40代でやめた心の持ち方についてご紹介します。
1.虚勢を張ること
思えばわたしは本当に虚栄心の塊だったように思います。スゴイと思われたいばっかりに、肩書きやら資格やら服装やらをグレードアップさせることに躍起になっていました。
病気ですべてを失ってはじめて、自分は何者かということを考えはじめ、50歳を前にしてようやく、なんにもなくたって楽しいよ、こんな私が心地いいよ、と思えるようになりました。
そうしたら、他人からどう見られるか、ということに頓着しなくなりました。それよりも、自分で自分のことが心地よく思えるような、「こんなわたしってステキだな」と思えるような暮らし、人付き合い、服装をするようになりました。必要以上に自分を良く見せたいと思わなくなり、本当にスッキリしています。
2.妄想すること
草薙龍瞬さんの本で学んだことなのですが、「今この瞬間のことではなく」「考えても役に立たないこと」は、すべて「妄想」なのだそうです。こうした「妄想」は自分をとても苦しめます。
この「妄想」の概念が、私の心の持ち方を大きく大きく変えました。
未来を想像して不安になったり、過去の辛い思い出がフラッシュバックして苦しいときに「あ、いま妄想してる。やめよう」と気づけるようになったことが、わたしにとって大変な救いとなりました。
3.怖がること
これも「妄想」の類ですが、起こってもいないことを想像して怖がることをやめました。「怖いよー」と思ったところで何の役にも立たないし(と心から納得できたのは最近です)、怖がり始めたら「わたしの人生この先のほうが短いのだから、もう、なるようになれだわよ」とフフンと不敵に笑うようにしています。
4.完ぺきを目指すこと
これは私にとって大きなチャレンジです。目指す完璧な自分と、そうでない自分との間で苦しむことはやめました。完璧はかっこいいです。でも、「完璧じゃないからこそ私は愛らしいのだ」と思うようにしています。
今まで、なにかとうまくいかない時はひどい言葉で自分を責めていましたが、「あれ?なんだか今日は調子悪いな」と苦笑いすることに決めました。
仕事にしても、家事にしても、完璧を目指すときりがない。これも私が50歳を前に学んだことです。やってもやってもきりがないことを追い求めてイライラするのは本当にバカらしい。ある程度できていれば(たまには全然できていなくても)いいのいいの大丈夫、と思うことに決めました。そうやって私が笑っているほうが、私にも、周りにとっても良いことだと思います。
アラン・コーエンの本の中に「完璧主義者とは、何事にも完璧を求める人のことではない。すべてのものごとに完璧さを見出す人だ」と書いてありました。どうせなら、そちらの意味の完璧主義者になりたいです。
40代でやめて身軽になったところに、50歳からは新しい楽しみや幸せを詰め込んでいきたいな。ということで、50歳記念にエイっと清水ジャンプして、カメラを買いました!写真を見ると笑みがこぼれるような、日常の幸せをいっぱい切り取りたいと思います。
40代でやめたもの、他にもご紹介しています。