きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん 2024/11/19
聡太くんがあんまりにもカリカリを残すので奥の手に出ることにした。トッピング作戦である。
以前食べさせていた「猫ちゃんのふりかけ」なる小魚入りのかつおぶしは時間が経つにつれおいしくなくなるのか「ぼくこれいらない」とやるので、個包装のパック分けしてあるやつを買ってきた。パッケージにはかわいい、聡太くん似のサバトラの猫ちゃんの写真が印刷してある。
買ってきて聡太くんに「ほら! これなんだろ!」と見せびらかしたものの、反応は「ふーん」であった。母氏の同僚のところの猫さんはキャットフードの箱に描かれた猫の絵を見て「あれ、ぼくのたべるやつですよね?」となったらしいのに、聡太くんは猫の絵が描いてあっても自分のものだと思わないのである。おバカさんなのか、おバカさんなのだろう。
あるいは自分の姿を認識していないとか、自分が猫だとわからないとか、そういうことなのだろうか。もしくは自分が人間だと思っているのかもしれない。なんだお前〜。
きのう母氏の友達が我が家に遊びにきた。聡太くんは母氏の友達を見てぱっと隠れた。素晴らしい、シリョフンベツが育っている。
わたしはコーヒーを飲んだところで部屋にもどって久方ぶりに裁縫をして、気がついたら薄暗くなっており、お客さんは帰ることになっていた。
お客さんが帰ったあと、母氏に「聡太くんどうしてた?」と聞いたら、なんとテーブルの上に登ってお客さんにパンチしようとしていたらしい。それをやめさせたらそのあとソファから人間を見張っていたそうだ。
お客さんは犬猫とあまり縁のない人だそうだが、「慣れたら顔をみせてくれるかしら」と言っていた。我が家に来る人で猫にフレンドリーな人はそんなに多くない。伯父(父氏の兄)なんか猫アレルギーだからと玄関までしか来なくなってしまった。たぶん聡太くんが凶暴おキャット様であると言ったせいもあるのだと思う。
たまちゃんはビビりだったので知らない人がくるとずっと隠れていたが、聡太くんはフレンドリーでたいへんよいと思う。たまちゃんは泊まりがけで来るようなひとの匂いをかいだり触ろうとしたりしたが、パンチしようとするのは聡太くんのオリジナルだ。しかしなぜそんなことをするのか。
で。
人間の夕飯の時間になっても聡太くんがカリカリを残していたので、かつおぶしチャレンジの時間になった。
結論からいうとかつおぶしをかけたカリカリをぺろっと平らげた。「おいしいおいしい……おいしいおいしい……」という感じである。単純な坊やだ。
なんだかんだかつおぶしは好きらしく、個包装パックを取り出したらそのときから「ぼくのたべるやつですか!? ぼくのたべるやつですね!?」という反応をした。しばらく食べさせてなかったのもあるのだと思う。
聡太くんの食事がまた七色飯になってしまった。この徳川家光め。春日局としては食べてくれればそれでいいのだが、どんどんグルメになっていくのはどうかと思う。
人間がさて寝るか……とやっていると、だいたい聡太くんは「ぼーるあそびですか!? ぼーるあそびですね!?」と言わんばかりに台所で待機しているのだが、昨日は人間が寝るかぁと話しているところですでに起きて「にんげん、ねるんですか!? ねるんですね!?」と準備運動をしていた。体をなめたり起き上がってノソノソ動いたりそんな感じである。
健康そうでたいへんよい。猫はもともと明け方と夕方に活発になる生き物だと聞いたが、飼い猫は人間のライフスタイルに合わせてくれるのだそうだ。なんてけなげな生き物だろう。
昨日はボールを投げてから寝た。ダダダダーと走って楽しそうだった。
そして今朝もカリカリを残したのでかつおぶしをトッピングしたらおいしいおいしいと食べた。お前……残すとかつおぶしがもらえると覚えたのか?