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空港で出逢ったピーターのお話し

オーストラリア行きのチェックインの列で、ピーターという男に出逢った。
この出逢いがこの旅のゴールを教えてくれた気がする、、、。


列の前に並んでいたピーターは、前から友達だったかのように話しかけてきた。

「I don’t want to go home. Where are you going? 」
(家帰りたくないー。あんたはどこ行くん?)

6年ぶりのちゃんとした英語での会話に、ついていくのに必死だった。笑
本当にフレンドリーで、めちゃくちゃいいやつで、お互いのことを話した。

飛行機に乗るまでずっと話してたんだけど、いきなり彼が、
「What’s your IKIGAI?」(あなたの生きがいってなに?) って聞いてきた。

まず生きがいって言葉がそのまま英語になってることに驚いたんだけど。

オーストラリアの本屋のベストセラーに、「生きがい(Ikigai)」っていうタイトルの本がいっぱいあって、結構浸透している言葉っていうのを後から知った。

自分はその時、パッと答えれなかったし、パッと答えられる質問でもなかった。

どうやら彼は、若い頃に働きすぎて心と身体を病んだ。
若い頃、自分で会社を立ち上げ、30歳でその成長させた会社を売却し、今はゆっくり過ごしているみたい。「旅をしながら、生きがいを探しているんだ。」と教えてくれた。

「起業して、その会社を育てて、それを売って生活。」

もしかしたら他人からは羨ましがられる人生かもしれないけど、彼は人生に目的を見い出せずに辛い時間を過ごしている。

見ず知らずの自分に、表側も裏側も見せてくれた。

この旅、「自分にとってのIKIGAI」を探してみようと思う。

また会った時、自分のIKIGAIについて語り合えるように。


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