念願のYチェアをゲット!から手放すことを決めるに至った、ディテールの大切さ。
こんにちは。
souのひぐです。
本日は日記みたいな投稿を。
昨年11月からスタートした平塚での再生活。
それまでの1年半、特定の家を持たずにアドレスホッパーとして、ゲストハウスやホテルを転々としていました。
さまざまな空間を訪れる中で広がる、理想の暮らし像。
理想の家具のイメージのひとつにハンス J. ウェグナーの名作家具と言われる椅子「Yチェア」が入っていました。
背骨の形からYチェアという名称で親しまれているその椅子は、なんといっても美しいフォルムが際立ちます。
ペーパーコードという紙を材料とした紐が編み込まれた座面、木の枠組みの絶妙なカーブライン。Yチェアの由来にもなっているY字部分の背骨。
その椅子があるだけで、空間にどっしりとした安定感と柔らかな印象を与えます。ひとり暮らしをするんだからこの際、と思い、Yチェアを購入しました。
念願のYチェアをゲット
いずれ手にしたいものは、できるだけ早く手にいれる。
いつか買うのであれば、今買った方が長く使えますし、その物からのプラスの影響をより長く享受できるからです。
ということで、新年早々Yチェアを購入しました。
到着したときにはテンションも最高潮。
ついにYチェアとの暮らしが始まるんだと胸が踊りました。
買い物をすることってあんまり多くはないのですが、いざ何かを買う時ってワクワクします。
いつだか友人が言っていた言葉を思い出します。
「買った時の喜びより、使う中での愛着が増していくようなプロダクトをつくりたい」
使い込む中でどんどん喜びが増すモノと暮らす。いいな、と思います。
さて、Yチェアに話を戻すと、、、
いざ机に合わせたら少し座面が高くて、お尻が痛くなる。
姿勢も窮屈になって、Yチェアに座るには自分をYチェアに合わせる必要があるほどでした。
せっかくゲットしたのに、自分とフィットしないなんてなんだか悔しい。
自分はYチェアにふさわしくない人間なのか、、と打ちひしがれたり。
でも、自分がYチェアに合わせようとするのは本末転倒。「自分に合う椅子を探そう」という決断に至ったのがここ最近。
泣く泣く手放すことを決意
今回は座面が45cmのサイズを買った結果、2,3日経つとお尻が痛くなる始末。自分の詰めの甘さにほとほと呆れます。
今回手に入れたYチェアは手放して、座面43cmのサイズか別のチェアを手に入れたいと思います。とはいえ、2cmの違いが大きいことに気づくことができたのは、今回45cmのYチェアを手に入れたからこそ。
ディテールにこだわることの重要性をYチェアが教えてくれました。日々の仕事でも、ディテールにこだわることを大切に。
「てにをは」の中からどの言葉にするのか、サイトにおいてどれくらいのフォントサイズにするのか、句読点の一言一句に至るまで、決めるべきことはたくさんあります。
そんな中で多くの視点を持ちながら、ディテールにこだわりを持って、関わりを続けたいと思います。
sou 樋口