ジンくんマインドに救われた件
ここ最近、BTSのジンくんの考え方に救われた話。
「悪い思い出はすべて忘れます。
僕はいつも今が幸せであろうとする。」
(元手をみつけられず、意訳含みます)
いつも明るくて、影で皆を支えている長男ジンくん。
そんな彼の発する言葉だからこそ、心にすっと染み込んできた。
1.過去の記憶に苦しめられる私
誰しも嫌な記憶は心の内にあると思う。
まぁでも、過ぎ去ってしまえば、日々に追われ、時折思い出して胸を痛める程度。
そんなものだった。
しかし、過去記事に書いたとおり、私は膨大な時間を持て余すことになる。
そうすると、ふとした瞬間、嫌な記憶が心の中に蘇るようになった。
ドラマや本に飽きた瞬間、何もすることが思いつかない瞬間、それはやってきて、私の心の中にすみつくようになった。
一番助けてほしかった母に吐かれた暴言
彼氏が友達と浮気したこと
理不尽に殴られたこと
失言し、興ざめされたこと
上司に激怒され、人格否定されたこと
故意に人を傷つけたこと
仕事で大失敗をしたこと
いくらがんばってもできず能力の違いを見せつけられたこと
意見を求められても発言できない自分
あんな顔をされた、あんな言葉を吐かれた…
あのときの私の発言、あの行動…
大した記憶ではないものもある。
でも、当時はそれなりに心の傷となり、押し込めていた記憶。
心の中に沈んでいた嫌な記憶があとからあとからあふれ、心を占めるようになってきてしまったのだ。
あの人はひどかった。
あんなに嫌な思いをした…
あー私は、なんてだめなんだろう。
なんでわからなかったんだろう。
いい年なのに自分の意見もないのか。
恥ずかしい。何して生きてきたんだろう。
どんどん悪循環にハマった。
嫌な記憶が心から離れず、ついには夢でまで苦しめられるようになった。
いまさら変えようのない記憶に苦しめられ、自分を否定し続ける日々。
なんて無意味なことをしているんだろうと思うのに、抜け出せなくなっていた。
いろいろしてみた。
本を読んで、当時の自分を慰めてあげようとか、自己肯定感を高めようとか、前向きにとか。記憶を整理し、ここから変わればいいと、なんとか消化させようとした。
でも、解決したようで全部は拭い去れず、いつもモヤモヤを抱えていた。
2.悪い思い出はすべて忘れます
by.ジンくん
いろいろあってBTSにハマり、ある日この言葉に出会った。
正直、最初はジンくんにあまり興味がなかった。
なんだか明るい人だなとは思っていた。
でも、少しずつ彼のことを知っていくと、ただ明るいだけではないのではと思うようになった。
私が語るのもおこがましいのだが…
彼は、「あまり深く考えていない」と口にするが、きっとそんなことはないと思う。
彼の細かな気遣いは、考えていない人にはできないものだし、はしゃぐタイミングも絶妙に計っているなと思うことも多い。
(ただはしゃいでるだけのときもあると思うがw)
上下関係の厳しいと言われる韓国社会において、グループの長男であるジンくんはきっとグループの雰囲気を大きく左右するんだろう。
イジられ、はしゃいでいる姿はなんだかかわいくてホッとさせられるし、和やかなグループを作る絶妙な立ち位置な気がする。
才能あふれる年下メンバーの中、歌もダンスも初心者で始めた彼は、それなりに劣等感だってあるだろうにそれを全く感じさせず、影で努力を続けているという彼の姿には心動かされる。
「自分が頑張ったことは自分だけが知っていればいい」そうだ。
暗い気持ちのとき、ジンくんの底抜けたような明るさになんだか救われる気がして、一緒に笑ってしまうことも多くなった。
そんなときに知った言葉
「悪い思い出はすべて忘れます」
今までもきっと目にしたことのある言葉だったと思うが、ジンくんが言ったからこそ、心に響いた。ただ、何も考えずに忘れる訳ではないとわかったから。自分を明るくコントロールするための彼の素晴らしい能力なんだと思えたから。嫌なことは深く考えないことで、マイナス要素を排除するという彼の潔さに、強さが見えた。
私は、忘れることは、逃げることだからよくないのでは、と無意識の内に思っていたのかもしれない。
でも、私は過去の教訓を元に、それを繰り返さないように変わったのだから、もう手放していいのだとやっと思えた。
忘れよう!
それからは、嫌な記憶が蘇ると意識的に忘れようと頑張った。
幸い、BTSに出会ってからは、その時の気分でいろんな歌を聞くという楽しみができたため、嫌な記憶に縛られる空虚な時間が減ったというのもあるかもしれない。
私は、次第に「考えない」ことができるようになった。そして、これが「忘れる」ことにつながればいいなと思っている。
3.終わりに
人の出会いというものは、奇跡的なものだなと思う。(正確には、直接出会った訳ではないけれど…)
たまたま出会ったBTS、実はあまり興味のなかったメンバーからの言葉に救われた私。
またひとつ、心が楽になって、自分を責めることが少なくなり、辛い時間が減った。
人は人を通して学び変われるのだなと、また実感した。
遠い存在であるはずの世界の大スターBTS。でも、多くのコンテンツと頻繁なSNSで、その人格や考え方、そして素の姿をたくさん知ることができる。
彼ら一人ひとりが魅力的な人々だということに加え、身近に感じられることが、彼らに惹きつけられる大きな要素のひとつなんだろうと思う。
ジンくんの、周りの人まで笑顔にできるその明るさ、辛い顔を見せない強さ、自分をコントロールする力、影でしているであろう細やかな気遣いは本当に素敵で憧れる。そして、こんなに最後になったが、彼のまっすぐな声には胸を打たれるし、何よりお顔が本当に美しい。
彼の言葉は、BTSの歌「2!3!」に大きく重なる。
「大丈夫。123で忘れて 悲しい記憶は全部消して」
この歌を口ずさみながら、私はまた前を向こうと思う。
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