終活、まだ早いって思っていませんか?
「終活」と聞くと、人生を終えるイメージがとても強いと思います。
終活とは、「人生の終わりについて考える活動」のことを言います。
(「終活」や「エンディングノート」という言葉自体があまりワクワクするようなワードではありませんね💦)
そろそろ年老いてきたから終活始めようかな〜と考えられている方もいらっしゃると思いますが、終活は何のために行うのか?終活の重要性について今日はお話ししようと思います。
まだまだ終活するには早いって思っていませんか?
「終活」って、実はやることがたくさんあるんです。
やることがたくさんある=エネルギーが必要=元気が必要=元気なうちに行う、のが一番です。
「まだ健康だから大丈夫」
「家族はみんな仲がいいから大丈夫」
「自分は資産家ではないから大丈夫」など多くの「大丈夫」が聞こえてきます。
終活や相続って、自分が当事者にならないと大変さや苦労が分からない分野でもあるんですよね。
終活=死への覚悟
とイメージされる方も多いと思いますし、私自身もそのイメージは以前からありました。
ですが、終活というのは、自分が亡くなってしまった後に「残された家族」のために行うものでもあるのです。
「残された家族」が「争族」にならないために、故人の保有資産の捜索などに「困らない」ように、行うものでもあります。
もちろん第一は自分のために、が大きです。
余生をどう生きていくのか?をエンディングノートや終活を通してあたらめて目を向けることで楽しみなことや行きたい場所、若い時にやり残した心残りなど、しっかり考えることで悔いない人生を送ることが出来ます。
まだ健康だから大丈夫
事故や突然の大病など、誰にでも起こりうる可能性があります。
健康でなければできないこともたくさんあります。
争族にならないために、事前に相続対策をする必要があります。
対策自体はたくさんの手法がありますが、どれも大変な手続きがあるものが多いです。
もし、大病になったら、この手続きを治療しながら行いますか?
なにも残さずにこの世を去りますか?
もうすぐ命の終わりが見えるから、エンディングノートを書こう、と生きることに全勢力を注いでいる治療期間中にペンを持つ力は湧きますか?
細かい規定がある「遺言書」を治療中に書くエネルギーは湧きますか?
体のあちこちが痛む状態で、複雑なことを考える余裕はありますか?
と考えてみると、やっぱり健康なうちから終活(エンディングノート)を作ることって大事ですよね。
考えたくないお話しばかりですが、考える勇気を持つこともこの機会に持つことも必要かもしれません。
家族はみんな仲がいいから大丈夫
仲が良くても争いに発展することも多くあります。「お金」の悩みや「欲」はそれぞれのタイミングで感情や状況は異なります。
もらえるものならできるだけ多くもらいたい、というのが人間の欲の部分でもあると思います。もちろん揉めないケースもあります。ですが、「争族」という言葉があるほど相続で争いになるケースがとても多いのも事実です。
少ない資産を兄弟や家族で取り合うから揉める、のも事実です。
自分は資産家ではないから大丈夫
実は争族に発展するのは資産5,000万円以下の案件がとても多いのです。
なぜなら、資産家の方は「相続対策」をしっかりしているから。
相続に強い税理士や弁護士に依頼して対策をとっています。
だからこそ資産家の方は争族になるケースは少ないのです。
資産5,000万円以下の争族が多いのは、先述したように、限られた資産を取り合うからです。
「もしも」のために
もし、相続に関して何も対策を練ることなく、自分に万が一のことが突然あった場合、遺言書は本人しか書けず、争族に発展してしまっても自分は空の上なので争いを止めることもできません。
遺された家族に対する想いを伝えることができる機会を後回しにしていたことを後悔しても、時間は戻せないですし、生き返ることもできません。
だからこそ、必要なのです。
日本の平均寿命は年々伸びてきており、昨今では「人生100年時代」がキーワードになっていることもあり、厚生労働省は、全国の100歳以上の高齢者が過去最多の9万2139人になったと発表しました。こちらは53年連続で増加しています。
ですが、健康寿命を延ばすことも同時に課題となっています。
いつ寝たきりになるのか、自分に介護が必要になった時にどうするのか、認知症になったらどうするのか、自分が亡くなった際の財産や相続のこと・葬式はどうするのか、お墓は誰が守ってくれるのかなど、さまざまな課題が残っており、これらを考えるのは、「健康」な時にしか行えません。
認知症になったら相続に関してはもう何も手をつけることはできません。
意思決定能力がなくなっているので、法律行為が無効になりますし、法定後見認制度では何もできない状態で八方塞がりの状態になります。
「もしも」の時はどうしようかと、誰もが不安に感じているでしょうし、その不安や大変さを「遺された家族」に同じ思いをさせるのか、と考えると、重要なことは自ずと明確になってきます。
ぜひこの機会に「終活」について今一度考えてみてはいかがでしょう?
エンディングノートにも記した方が良いことがたくさんありますので、ぜひ一緒にあなたのエンディングノートを一つずつ整理しなが作っていきましょう♪
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この記事は相続を考えている人、または相続の対策を考えている人のために、参考になればと書かせて頂いています。相続について、ご質問、ご相談があれば、お気軽に「相続について教えてほしい」「ちょっと相談したい」とご連絡ください。
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