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Podcastの作り方#01

今日は、私の配信しているPodcast番組「和尚は逃げても寺は逃げない」をどうやって作ってるか?の全体的な概要や使用しているツール類を紹介したいと思います。
Podcast始めたいなと思われている方に一例として捉えてもらえればという記事でベストプラクティスというようなものではありません。


台本作成

台本は普通にPCで作ってます。
普通はよくないですね最近だとスマホやタブレットを使う人も普通にいますもんね。まあ手書きはしてないって感じです。私は自分の書いた字が自分で読めないタイプの人間ですのでw
台本はPCでObsidianというソフトで作ってます。

PC

うちにはPCが5〜6台ありますがWindowsは2台のみで、残りはLinuxとChromeBookです。
職業(SE)がらWindowsよりも使い勝手が良いというのも理由ですが、お金がないので古いPCを再利用しているのでOSもお金のかからないOSを選んでいます。(本当はMacBookが欲しい!)
メインで使っているPCは国内メーカーT社の中古ノートPCで、もう5年ほど使っています。(そろそろ買い替えたい!)
OSはLinuxでは超メジャーなUbuntuです。

Obsidian

台本を書くにあたって、テキストエディタよりもリッチなものは必要ですが、ワープロソフトほどの機能は全く必要ないのでいわゆるマークダウンエディタを利用する事にしました。
マークダウンエディタを簡単に説明すると、ワープロほどの機能はないけどnote記事程度の見出や文字強調やリストが表現できるもので、それらが簡単な記法でキーボードだけで入力できるというものです。
マークダウンエディタも世の中には沢山あるんですがObsidianを選んだ理由は台本にハッシュタグを埋め込むことで、台本間の関係性をグラフィカルに表現できることでした。
過去形で「でした」としている通り、この機能あんまり活用できていないです。
あとObsidianは「オブシディアン」という発音の英語で意味は「黒曜石」です。

収録

収録についての設備?環境面は「ポッドキャストの収録の風景」シリーズで取り上げてます。

ここでは使ってるツールやソフト類を挙げます。

Joplin

これもObsidianと同じマークダウンエディタなんですが、こちらは収録時の台本の表示プロンプターとして使っています。
ノートPCは大きくて携帯性が悪いので後述のタブレットに台本を表示してそれを読み上げてるのですがタブレットとPC間の同期共有がDropBox経由で簡単にできるので採用しています。
PCのObsidianで作成したマークダウン形式の原稿をJoplinにインポートすればそれだけでプロンプターの準備完了です。

Androidタブレット

凄く古い息子からのお下がり(お上がり?)の7インチAndroidタブレットを台本のプロンプトとして使っています。
Joplinのアプリを起動して同期するだけで台本が表示できます。
7〜10インチぐらいがプロンプターとしては取り回しが良いですね。
最初は紙に台本を印刷してたんですが、紙をめくる時の音が入っちゃうんで、次にPDFでGoogleDriveで共有する方法も結構長く試したんですが、これも地味に手間なので今の形になりました。

iPhone

元々スマホとして利用しているiPhoneXRのボイスメモで録音しています。
本体のマイクではなくてiPhoneの購入時についてくる純正のイヤホンマイクで録音してます。
Podcastを始めた頃「iPhoneのマイクは下手なマイクより音質が良い」って噂を聞いてこの方式にしたんですが、よく考えたら本体のマイクのことかもしれません。
ただ、録音は2〜30秒程度で区切って録音して、区切り毎に直ぐに確認する時にイヤホンの方が確認しやすいので、一長一短ありますが当面はこのスタイルです。

編集

iPhoneのボイスメモで録った音源をPC側で取り出して音声編集ソフトAudacityで編集してます。

iCloud

Appleのクラウドサービスです。PCがMacだったらiPhoneのデータは簡単にPC側と連携できるんだと思いますがLinuxなんで音源はiCloudを経由してPC側に移動します。PC側では(多分)iCloudのフロントエンドのアプリicloud-notesを使っています。

Audacity

界隈では超有名な無償の音声編集ソフトです。
編集ではおおよそ以下のような事をしています。

  • 環境ノイズの低減

  • コンプレッサーによる音量差の圧縮

  • リップノイズ(「にちゃ」「くちゃ」というような不快音)のカット

  • センテンス間の間の調整

  • その他Sound Effectの挿入

  • BGMの挿入

  • ラウドネスノーマライズ

Audacityではこれらが全てできます。
またAudacityはWindows、Macでも利用できるアプリです。

配信

実はポッドキャストの配信の仕組みがよく分かっていません。
どこか1箇所のサービス(例えばSpotifyとか)で配信登録するとRSSの技術で他のサービスとも同期するような仕組みなんではないか?と思いますが、音源ファイルを第三者の(高速な)インターネットストレージに保存することもできるのでは?と勝手に思っています。
なぜならラジオ放送局がされているようなPodcastや個人でも収益目的で大規模にされているPodcastなんかでDLする時の速度が同じタイミングでも極端に違うことがあるからです。
どなたか、このあたりのPodcastの裏側の仕様やつくりについて詳しい方教えてください。まあ、知らなくても配信には全く影響はありません。
こういうことが気になる性分です。

Spotify for Creators

以前はSpotify for PodcastersやAnchorと呼ばれていたアプリやWebサービスですが昨年に(簡易的な)編集機能がなくなって名前もSpotify for Creatorsになりました。
私が昨年3月にPodcastを始めたときから使っていますが、当時から編集機能がなくなる予定が発表されていたため、私は最初から編集機能は使わず番組の登録と配信機能と聴取数などの分析のみ利用しています。
主に利用しているのはPCのブラウザから利用できるWeb版です。
Spotify for Creatorsの設定で予め番組だけ登録しておいたApple PodcastとAmazonMusicにも自動的に番組が配信されるように設定しています。
番組の配信日時をスケジュールできる機能が地味に便利です。
noteの記事にもこの機能はありますが有料ユーザーしか利用できないので残念です。

まとめ

使用しているハードウエア(PC、Androidタブレット、iPhone)については購入したものですが、Podcast用に購入したものは一つもありませんし、ソフト類も購入したものや定期的に支払いが発生するものは一切利用していません。
もちろんマイクなどのハードや編集ソフトなんかにお金をかけることが悪いことではありませんが、お金をかけなくても始められるという感じで捉えてください。
PC(WindowsでもMacでも)があれば、ノートPCならPCにマイクが内蔵されているのでハードウエアはそれだけで始められますし、スマホがあればAndroidでもiPhoneでも音源編集アプリもあるので複雑な編集をしない前提であればスマホだけでPodcastは始められます。
まあ、ゴルフや車やバイクいじりなんかと比べると格段にお金のかからない趣味かと思います。
個人的にはMacBookとiPhoneがあれば、すごくスマートになるんじゃないか?と思いますがMacBookが買えず、スマホも次の更新はAndroidになるかなあ?という感じです。

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