【Vol.3】墨田区教育委員会が個人情報を勝手に自治会へ提供した件
子供の個人情報の無断提供について、区の個人情報担当窓口である総務課に問い合わせた。
総務課は、教育委員会へ本件を伝達してくれる事になった、というところが前回までの話。
メールアドレスを伝達し、総務課、教育委員会、私の3者で連絡が取り合えるようにして頂いたので、いよいよ個人情報の取り扱いについて直接議論が今週からできるようになるだろうと踏んでいた。
しかし、その思いは叶わず。見事に裏切られた。
区役所から裏切られることは別の課に相談したときもあったので、慣れているといえば慣れているし(過去記事参照)、公務員と民間の働き方の違い、価値観の違いを思い知ってはいるのであるが、「ここの部署もか・・・」と落胆せざるを得ない(民間だと絶対に許されないことでも平気でやってくる。例えば、区側が私と約束して決めたスケジュールを、何も言わずに平気で破ってきたりはザラである)。
総務課の担当者は先週の電話時に、「今週中には教育委員会に連絡する」と約束してくれたのに、実際は今週になっても一向にメールが来ない。
そのため、総務課の担当者にリマインドで電話をしたら、すぐに上司に代わられて「今週中の対応は出来なさそうです」と。
私「担当者は先週中に教育委員会に連絡してくれる、と約束してくれたけど」
総務課「すいません、約束ができなくなりました。」
私「ある程度の期限を決めて欲しいのだけど。たとえば3月中に対応する、とか。ただ3者でメールできるようにするだけでしょ?なぜすぐにできないのか?」
総務課「約束してまた約束ができなくなった時、責任が取れないので、期限は決められません。」
問答が続いたが、できないできない、の一点張りなので、疲れてしまい電話を切ってしまった。
いつになるか分からない連絡が来るのを待つしかないのか、と落胆した。
そうこうしているうちにお祝い会の当日がやってきた。
子供を連れて神社に行ってきた。
神社周辺の各自治会の自治会長やお世話係の方が多数いて(全員スーツを着た男性。女性役員はゼロ)、子供は5、60人くらい集まっていた。
会自体は神社の境内に子供達のみで上がり、境内参拝をすると言うもの。お祓いもしてもらったり、子供達は楽しそうであった。
その後、プレゼントをもらって終了。全部で30分くらい。
終了後にお世話係の人に、今回の会の主催者を呼んで欲しい、と言って呼び出した。
そして、突然子供宛のDMが届いたことや、個人情報の管理について聞いてみた。
私の説明に目から鱗のような感じでいた。個人情報について真剣に考えたことがないのだろうか。しっかり話を聞いてくれて、来年からは気をつけるようにしたいと思う、と言ってくれた。
反論されることもなく意外とあっさり。
個人情報の管理についてはザルで、前例踏襲で毎年やっていたのだろう。
別にこのイベント自体を否定しているわけではなく、案内の仕方に気をつけろという話なので、例えば、来年からは掲示板への掲示のみにするとか、全世帯にチラシを投函する、とか個人情報を入手しない方法でのやりようはあると思う。
さて、区の対応がまともではないことは他の課も含め一貫しているようなので、私の経験上、このような場合の対応方法は2つと決まっている。
1つは区議会議員に区民相談をする。そして、区議から課の課長に掛け合ってもらう。
もう一つは、メディアに情報提供し、メディアから圧力をかける
まずは、某大手メディアに本件を伝えたところ、電話がかかってきて「詳しく教えて欲しい」と。
某メディアの記者の方は、個人情報関連の問題をたまたま扱ったことがある方で、詳しそうであった。
今回の経緯、DMの写真、当日のイベントの写真、区の担当者の氏名など持ち合わせている情報を全て提供した。
こちらも社内で検討していただくことになった。
さて、どうなっていくか。
(続く)
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