任意(有志)組織に我が家が入らない理由
我が家は卒対には入っていない。それだけではなく、保育園の父母会(保護者会)にも入っていないし、小学校のPTAにも入っていない。このような任意(有志)組織に入らない理由は2点ある。
1.同調圧力の働く組織には賛同できない
同調圧力が働いている組織にはコンセプトに賛同できないからである。本当は参加したくないのに、今回のような自分の子供だけが参加しない事によって差別行為を受けるかもしれないという恐怖心や、「周りが入会するから」、「周りの目が怖いから」等のネガティブな理由で仕方なく参加せざるを得ないとう圧力が働き、自分の意思とは異なる参加者が少なからずいるからである。
そんなネガティブなモチベーションの組織が活動するもに何の価値があるのか理解できない。
こういう考えに至った理由は、0歳児の時の入園式の時まで遡る。以前の記事にも書いたが、保育園とは何の関係もない組織(父母会)が勧誘してきた。そして、「入らないと子供が可哀想な目にあいますよ。」とはっきりと言ってきたのである。
この瞬間から、こういった組織には嫌悪感しか抱かなくなった。以降、このような同調圧力のある組織には加担しないと決めている。
2.日常生活が非常に忙しい
我が家は3人の子育てと仕事に毎日追われており、他の活動が全くできないほど多忙である。
我が家は夫婦ともに外資系企業で働いている。妻もバリキャリ。夫婦で家事育児を助け合わないと全然回らない。
毎日の送迎、夕方は子供を連れて公園で遊び、帰宅後は夕食準備に風呂、その後は小学生の子の勉強を教え、子供達の寝かしつけまでやる。寝かしつけ後は家事で忙しい。
土日は習い事。イベント活動などに参加する余裕はない。
とてもではないが、自分たちの日常生活以外の他の活動に力を注ぐ余裕はない。
この状況で有志の活動に参加すると、割り当てられたタスクをこなす事ができず、他の皆様に大変迷惑をかけてしまう恐れがある。中途半端な気持ちで参加してはいけないという思いもあり、不参加としている。
保育環境のこの問題点をマスメディアや政府はもっと発信してほしい
保育園に子供を預けている家庭は皆共働きの家庭である。ただでさえみんな忙しい。そんな中、任意組織の活動がアドオンされ、多くの家庭が苦しめられている。中には、有給を使ってまで活動に参加したり、夫婦で喧嘩になって気まずい雰囲気になりながら活動している人もいると聞く。
また、任意組織から途中で抜け出すのにも多大なエネルギーがいる。
共働きの保護者を苦しめているこの保育環境を、小学校のPTA問題と同様にマスメディアや政府が問題点として認識しもっと発信して欲しい。それが子育て環境の改善の一歩にもつながると思う。