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【最新2024年】卒論の例、教えます

卒論の例、教えちゃいます

卒論のテーマは所属するゼミや研究室によって自分で自由に決める場合もあれば、指導教員に指定される場合もあります。ただ、どのようにして構成していくかにはあまり大きな違いはありません。所簡易版の卒論の例を見てどういう書き方をしていくのかを理解しておきましょう。ここでは心理学の研究研究を例にとって紹介します。

タイトル スマートフォンから逃げられない心理の研究―調査と考察

1.はじめに
日本では60%以上の人がスマートフォンを保有している状況がある。必ずしも日常的にスマートフォンを利用していない人でも所有していることが多く、もはや逃げられないという気持ちになっている場合もあることが知られてきています。そこで本研究では何がスマートフォンを持たなければならないという心理を持たせているのかを理解するための調査を実施しました。

2.方法
本研究ではアンケートによってスマートフォンを持ち続けている理由、実際の使用時間や利用内容についての網羅的調査を実施しました。対象としたのは小学生以上の男女で、結果を分析する際には年齢層に分けて傾向を個別評価することとしました。アンケート調査はオンライン調査として実施し、●●リサーチ会社に委託して母集団を10,000人として無作為による調査を行いました。利用したアンケートの様式は巻末に付してあります。

3.結果
アンケート調査の実施結果について、各項目の集計結果を年代別に以下に示しました。年代を問わず、スマートフォンを所有している理由は「周囲とのコミュニケーションツールとしての必要性が高いから」が1位になっていました。30代以下の若年層では「趣味のため」「固定電話の代わりにするため」が2位、3位となっていたが、40代になると「趣味のため」は2位ではあるものの、3位は「仕事で必要だから」でした。50代以上については「趣味のため」が上位3位からはなくなり、「仕事で必要だから」「家族から持つように言われたから」が2位、3位を占めていました。
使用時間については年代による違いが大きく、10代から30代では1日あたり3時間以上使用している人が半数を占めているのに対し、40代以上では3時間以上使用している人の割合が25%を下回っていました。使用時間が30分未満の人の割合は10代と20代では5%未満なのに対し、30代では6%、40代では11%、50代では28%でした。
利用内容についてはどの年齢層においてもメールが80%で1位でした。2位以下については年齢層による違いがあり、30代以下ではアプリの使用、40代以上では業務システムへのアクセスになっていました。3位はいずれの年齢層でも通話となっているものの、これ以下の順位の利用内容については割合がどの年齢層でも30%を下回っていました。

4.考察
スマートフォンを持つ理由や利用目的に基づくと、社会生活をしていく上で必要だからスマートフォンを持っているというのが実態だとわかります。若い世代では趣味でアプリを使うために所有している傾向もありますが、年齢が上がるにつれてむしろ義務として所有している人が多くなっています。

5.結論
スマートフォンは有用なツールなのは確かで所有率が増えてきている状況があります。その理由は趣味などに有効活用しようという意思よりも、むしろ社会生活における必須のツールとなっていて義務感を感じて所有している傾向が強いことが本研究により明らかにされました。特に年齢が高いほど義務感で所有しているケースが多く、世代が若くなるほど趣味などに活用する意識が高いと考えられます。今後は若年層が生産人口の中心になることから、スマートフォンの活用がさらに進展していき、意欲的に活用する目的で所有する人が増えていく可能性が高いでしょう。
卒論では執筆するテーマを考えたきっかけから始めて、どんな方法で研究を下かを明記し、さらに結果を列挙してから考察を加えていくという構成が基本です。最後に結論を述べ、今後の展望について示すことで締めるのが一般的な卒論になっています。
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