「子育てママの旬菜レシピ」ご紹介③✳︎
こんにちは!食べることが大好きな管理栄養士の鹿島です✳︎
毎月第4木曜日11:45〜エフエムさがみさんで簡単なレシピをご紹介させていただいておりますが、先日ありがたい事にコーナー名も決定しました!
その名も「子育てママの旬菜レシピ」です♪
子育て中の忙しいママでも作りやすい、簡単でおいしい旬のレシピを紹介するコーナーというつもりでご提案したのですが、なんと一発OK!笑
という事で「子育てママの旬菜レシピ」を今後ともよろしくお願いいたします。
さて、ラジオではおそらくまた時間の関係上一品しか紹介できないので、今月もおすすめレシピ3品をご紹介します。
普段の食事のおかずとしても、夜のおつまみとしても作っていただける料理になっています。
お家に材料があったら是非とも作ってみてください*
さて、今回ご紹介するのは…
✳︎焼きトマト
✳︎香る無限きゅうり
✳︎本格中華!さっぱりバンバンジー
の3つです!
【焼きトマト】
今回はミニトマトを使った焼きトマトをご紹介します。
焼きトマトは焼きたてのジューシーな味わいを楽しむのもよし、パスタやサラダに混ぜて楽しむのもよし、冷やしてチーズと楽しむのもよし、な簡単メニューです。
トマトは「トマトが赤くなると医者が青くなる」と言われている事が有名ですね。そのぐらい栄養満点な野菜です。
旬はみなさんご存知の通り「夏」で、大体6月から8月頃がトマトの出回るピークなのですが、湿度が低く日光をたっぷり浴びることが好きなトマトの味の旬は「春」なんです。
春の温度と湿度がおいしいトマト作りにはよく、「トマトの味の旬は3月・4月頃だ」という農家さんがほとんどなんだとか。秋も美味しいそうですよ。面白いですよね。
トマトの赤い色の元は「リコピン」と言われる色素です。リコピンの抗酸化力は強く、とても注目されています。またリコピンは熱に強く油に溶けやすいので、このように油で炒めるのもオススメです。加熱したトマトの方が、リコピンの吸収率が2〜3倍高まるという報告もあるのでぜひ焼きトマトも試してみてください。ちなみにトマトはリコピン以外にもβカロテンやビタミンC、ビタミンEなどの抗酸化成分を含んでいます。
<材料> 1人分
・ ミニトマト 中サイズ5〜6個
・ オリーブオイル 小さじ1(サラダ油やごま油でも可)
・ 塩 ひとつまみ
・ こしょう ひとふり
・みりん 小さじ1
<作り方>
①ミニトマトはヘタを取り、よく洗う。(ヘタをつけたままでもOK )
② フライパンにオリーブオイルをしいてあたため、ミニトマトを加えて弱火〜中火で炒める。
③ミニトマトを フライパンの上でコロコロ焼きながら、みりん、塩、こしょうで味付けをする。
④ミニトマトに 焼き色がついてきて皮が切れたり、シワになってきたらお皿に盛る。(加熱時間大体7〜8分目安)
【香る無限きゅうり】
きゅうりを切って生姜や調味料とあえただけの簡単レシピです。シンプルな味付けですが香りが良く、無限に食べられる気がしてしまうメニューです。
きゅうりはよく和え物になりますが、きゅうりを和え物にするときにオススメしたい下処理は「たたく」です。綿棒で叩くのが一般的ですが、私はそのまま包丁の背でたたきます。(きゅうりを少し立てて、ささがきにする時のような状態でたたくと大きさの調整がしやすいです。)たたくことで断面が凸凹になり味が馴染みやすくなりますよ。
きゅうりの旬は6月から9月頃と言われています。
きゅうりは栄養価の低い野菜だと思われている事が多いですが、それはおそらくきゅうりの95%が水分だからだと考えられます。また「最もエネルギーの低い果実」という事でギネスに載っていることから、栄養価の低い野菜だと思われているようですね。しかしきゅうりにも栄養素がもちろん含まれています。
きゅうりの栄養価の中で最も有名なのはむくみの改善に役立つ「カリウム」だと思いますが、他にも美肌に役立つ「ビタミンC」や、便秘の改善が期待できる「食物繊維」が含まれています。
水分が多い野菜なので、熱中症予防にもぜひ積極的に食べて欲しい野菜です。
<材料> 1人分
・ きゅうり 1本
・ 生姜(すりおろしたもの) 小さじ1
・ ごま油 小さじ1
・ 醤油 小さじ1
・塩 ひとつまみ
・こしょう ひとふり
・すりごま 小さじ1
<作り方>
①きゅうりはよく洗って端を切り落とし、綿棒か包丁の背でたたく。
② 生姜はすりおろしておく。
③①に②と調味料、すりごまをしっかり和える。
【本格中華!さっぱりバンバンジー】
夏が近づくとさっぱりとした中華料理が食べたくなるのは…私だけでしょうか?笑先月は豚肉を使ったレシピをご紹介したので、今月は鶏肉を使ったレシピをご紹介します。
今回使用する鶏肉の部位は「胸肉」です。胸肉は「サラダチキン」などでも使用される柔らかくて脂肪の少ない部位です。
鶏肉はグルタミン酸やイノシン酸などのうま味成分も含んでいるため、脂肪が少ない部位でも物足りなさはそこまでありません。また鶏肉はアミノ酸のバランスが良く、良質なたんぱく質とも言えます。体内で合成することの出来ない「メチオニン」という必須アミノ酸も含まれており、肝臓の機能も向上させてくれます。
また胸肉には「イミダペプチド」という疲労回復効果のある成分や、「ナイアシン」と呼ばれる体内のアルコール成分の分解を助けるビタミンなども含まれています。
またタレにはあらみじんにした長ねぎをたっぷり使っていますが、長ねぎは刻む事によって「硫化アリル」がたくさん出ます。硫化アリルはビタミンB1の吸収を助け、糖質の効率的な代謝を促します。
<材料> 2人分
・ 鶏胸肉 1枚
・酒 大さじ1
・生姜(スライスかすりおろし) ひとかけら、または大さじ1
(・あれば長ネギの青い部分 1本分)
・きゅうり1本
・ミニトマト4個
・長ネギ 1/3本
・ 醤油 大さじ1
・ 酢 大さじ1
・ 砂糖 小さじ1
・ みりん 小さじ1
・ ごま油 小さじ1
・すりごま 大さじ1
<作り方>
① 鍋に鶏胸肉、ぶつ切りにした長ネギの青い部分、スライスした生姜を入れて肉がひたひたになるまで水を入れる。
②中火で熱し、沸騰したらそこから6分〜8分茹でる。
③ 茹で終わったらそのまま10分程度お湯の中で鶏肉を冷ます。
④長ネギはあらみじんにし、調味料、すりごまを合わせてタレを作る。
⑤きゅうりは細切り、ミニトマトは1/2カットしておく。
⑥皿に⑤を盛り付けてから③を切って乗せ、④をたっぷりかける。
(お好みで練りゴマやゴマドレッシングをタレに加えるのもおいしいです。)
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以上、今が旬の3つの簡単おつまみをご紹介しました♪
是非宅飲みのお供に、食卓のプラス一品に作ってみてくださいね✳︎