#002課題・インクデッサン10個を描こう!
はじめに
お久しぶりです。外堀 妖です。
サトウヒロシ先生と外堀妖のYouTubeライブ「作画塾#002」が2021年12月09日に開催されました。
☝まとめたものをnoteを使って翌日12月10日に掲載。
今回の記事では、『作画塾・#002』内で発表されました、課題「インクデッサン10点」を描いていきたいと思います。
外堀 妖の弱点・クセ
私には絵を描くうえで決定的な「弱点」や「クセ」があります。
私の実施してきた絵の練習は独学であり、根拠(エビデンス)に基づいたものではない。
書道経験者のため「輪郭から入る」「主線重視」のクセが抜けず、「面」で捉えることが出来ない。
書道のクセが抜けず、「水平線は、右上に上がりがち」「垂直線は、左にそれがち」。
「平面」の模写を続けた結果、「立体」が描けない。
好きな物(キャラクター)だけ描いてきたので、小物や背景が描けない。
こちらを踏まえた上で、課題のお話に移りましょう。
#002課題・インクデッサン10個を描こう!
遠近と陰影の法則:「手前はクッキリ大きく、奥はぼんやり小さい」
☝先日、振り返りでも記載したインクデッサン10個をひたすら描いていきます。
~ルール~
・単体モチーフを5点+複数モチーフを5点=計10点
・2点透視図で描く、ディテール無しで良い
☝まず、定規を使用して「2点透視図」で円柱を描いてみました。
「円柱の角が尖らない理由」が分かりますね~。
#001で行った「キャビネット図」とは違い、手前と奥で違いがはっきりとしています。しかし、時間がかかるのと手数が減って成長しないため、前回同様フリーハンドで行かなければなりません!
インクデッサンの練習のポイント
以下、サトウヒロシ先生から頂いたアドバイスの中からポイントをまとめました。
※透視図だけの練習ではなく、「インクデッサン」としてのまとめです。
2点透視図に捉われる(定規で正確に描く沼にハマる)と、陰影側の遠近を練習する前に手が、そして成長が止まってしまう。メインは「インクデッサン」であり曖昧な作画で良い。
陰影と遠近の練習は同時に行うこと。輪郭ではなく陰で形を捉えていく。
つまり、定規を使った透視図メインのデッサンだと「輪郭頼り」になってしまい、陰影の練習にはならない。
定規を離れてフリーハンドで描くコツは、紙から目を遠くに離して、軽く長めの線を引いてその線を基準に補正した線を重ねて真っ直ぐな線を引くこと。
透視図のフリーハンドで描くコツは、ものを描く前に小さな紙に透視図を描いて角度や傾きをシュミレーションする。それを見ながら本番の紙に描いていくと大体の消失点の位置や円柱の場合は楕円のサイズ感が掴める。
消失点は画面外に来ることが多い。紙を足さずにシュミレーションで描く練習にもなる。
上記のポイントを踏まえ、課題を描く前に一旦定規で「2点透視図」を描いてみて、そのサンプルを見ながら別の用紙でインクデッサンを完成させていく方法をとります。☟
2点透視図・サンプル
インクデッサン(左:単体/右:複数)
①②:ガラスのコップ(サイ○リヤ)
③④:万年筆インク瓶-すなおいろ「壌」
⑤⑥:ブロッターケースに入ったブロッター(伊東屋様)
⑦⑧:某夢の國(陸)35周年のツリー型お菓子ケース
⑨⑩:100均の霧吹き
最初はおっかなびっくり万年筆インクを落としていた私ですが、後半は「間違えたらやり直せはいいじゃない!」と開き直り作戦を決行。無事に描き終えました(笑)
ところで…円柱・直方体・立方体・円錐の2点透視図のサンプルは描いてきましたが、「球」はどうなるのと思いませんか?
☟実は「球」は、どの角度でも歪まないのですって!感動!!
次回もご期待ください。見て頂き、ありがとうございました。
2021年12月16日(木) 外堀 妖
☆バックナンバー☆
☝サトウヒロシ先生と外堀妖の初のYouTubeライブ「作画塾#001」
☝サトウヒロシ先生と外堀妖のYouTubeライブ「作画塾#002」
☝「作画塾・#001」の振り返り
☝「作画塾・#001」の課題
☝「作画塾・#002」の振り返り
★番外編★
☝「はじめてのガラスペン」内、サトウ先生特集で絵を描く
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