20:外食へ行こう。
茨城県水戸市の小さな喫茶店・コーヒーショップSOTO COFFEE(ソトコーヒー)のムダ情報をお届けするポッドキャストのnoteです。ポッドキャスト「SOTO COFFEE FM」と一緒にお楽しみいただけると嬉しいです。
今回のエピソードは、なぜ我々は外食が好きなのか、内食をしない理由、2号のお誕生日直前スペシャル、テイクアウトよりお店で食べたい理由、今週の外食ご紹介コーナー、サイゼリヤをコース風に頼んでやり過ぎ反省会、新規開拓したとっても素敵なカフェで自分たちのセンスの悪さを痛感、平日のショッピングモールが楽しい、涸沼のしじみと芸能人の噂話、接客が悪いと感じたら自分を見直そう、などについてお話しています。
どうやら我々が外食をするのは、お店の雰囲気・メニューが選べて楽しい・ラクをするためが主な理由だったようです。また、自宅にお持ち帰りする率が少ない理由は、ゴミがたくさん出てしまうからでした。皆さんはどうでしょう・・・我が家が特殊なわけではないと思います。
今回のテーマで、マスターが案外細かい性格なのが透けて見えます。あれっ、私のズボラさが透けて見えてるのかしら・・・。牛丼の汁だくの汁はご飯に吸い込まれたくない、だなんて・・・思いもしませんでした。汁だくを頼む人は、ご飯につゆを吸わせてなんぼかなと思っていたのに。偏見でした。世の中の汁だくファンの皆様、申し訳ありません。
さて、お持ち帰りのゴミ問題について。
これに関しては皆さんウンウンと頷いていただけているのではないでしょうか。私2号の主観で記事を書いていますので、色々と皆様のご意見あるかと思いますが、何卒ご容赦くださいまし。
飲食店のお持ち帰り(テイクアウト)、及び配達系(ウーバーイーツや出前館など)で自宅で飲食店の味を楽しむ。これは新しい生活様式になってからかなり日常になってきたかなと感じています。私自身もかなり利用させていただいています。配達系なんてどんどんサービスが良くなってきて、今では配達予定時間がちょっとでも遅れると、数分遅れますとか、今お店を出ましたと言った追跡サービスまでついてきて、逆に申し訳ないくらい。
お店で食べたい理由とは
そんな自宅で手軽に飲食店の味を楽しむと、最後出てくるのはゴミ問題です。下記の写真は、実際に我が家でとある定食屋さんのお持ち帰りをした際に出たゴミの一部です。
2人前のプラごみだけでこの量です。おかずプレートとご飯と味噌汁。結構な量ですよね。水戸市はプラゴミの分別をしている市町村なので、洗って週1でゴミに出しています。ちょっと前までは2週間に1回で、自宅に保管するスペースの確保もそうですが、ゴミ集積場のプラごみの日だけうず高く積まれるプラごみの光景をよく見ていました。プラ容器はテイクアウトだけではなく、お野菜やお肉・お魚・お惣菜や調味料にだって使われている・・・この世の中、プラの容器包装と切っても切れない間柄に人間たちはなってしまったのだなと痛感させられます。
当店も飲食店で、一部商品を除きテイクアウトが可能です。アイスドリンクやドリンクカップの蓋、ストローは未だプラ容器ですが、ナポリタンやトースト類のテイクアウトの際、燃えるゴミとして出していただけるように紙容器を使用しています。特にナポリタンやカレー、生姜焼き定食に使用している深めのお弁当容器は「バガス」というさとうきびの搾りかすからできた素材を使った、なんとなく環境に良さそうな響きの容器です。
紙だって燃えたらCO2が発生するじゃないか、プラ容器だって洗って水を汚染してるじゃないか、とか、鶏が先か?ひよこが先か?なんて感じの論争になりそうなのは置いておいて、紙の手触り、そして油まみれの容器を洗うのが私自身面倒なので紙容器を選んでいる、ただそれだけです。この容器を最初に選んだ時はまだ新しい生活様式な世の中ではなかったですし、お持ち帰りのお客様も稀だったし、何よりそこまで環境についてお店として考えてはいませんでした。
コロナ禍で小さい店ながら環境問題を考える
新しい生活様式になってから、環境論を少しだけ勉強する機会がありました。勉強が好きな方ではないので、先生のテンポの速さにオロオロ困っていましたが、段々と自分ごとに置き換えて考えていくと、自分の店でもできることをしないといけないなと感じたのです。みんなやってないからいいや、じゃなくて、自分ができることから、小さなことでもいいからやってみなさい、という話でした。
勉強後、早速習ったことをアウトプットへ。店で使用する割り箸を国産の間伐材のものに切り替えました。日本の森は外国からの割り箸によって生産が減少傾向なんだそうです。日本の森は産業の衰退により荒れており、間伐材を使うことによって、より良い森の再生に繋がるんだそうです。割り箸を使うことによって森が再生するだなんて発想は私にはなかったので、勉強して驚きました。箸を見た目だけで選んでいたのですが、国産の間伐材は軽くて柔らかな肌触りで、知らないことが多いなと感じました。国産間伐材の割り箸は、比較的大手の飲食店やコンビニなどで採用されており、大企業が環境問題にしっかり取り組んでいるんだなと肌で感じることができます。
また、店で使用する炭酸水をリターナブル瓶に切り替えました。リターナブル瓶は回収後、洗浄して再利用される瓶のことです。
原価が上がり、利益につながりにくくなりましたが、当店でクリームソーダやレモンスカッシュを飲もうと選択してくれたお客様も勝手に環境に良い活動をした形になる、これって面白いですよね。食べたくて買ったポテトチップスの裏にベルマークがあるみたいで、良いことをした意識なんてないはずなのに、なんだか楽しい。
さあ、今日は楽しい外食に行こう
どれが正しい、どれが正解というのはなかなか分かりませんが、小さな飲食店も新しい生活様式と一緒に環境問題にも向き合っていて、気がつかないところで利用しているお客様も参加していたりする・・・。まだまだ感染症には気をつけなければいけないですが、自分にも地球にも優しい気持ちを持ちつつ、楽しい外食活動を励む我々なのであります。レッツ、ガイショク!
またポッドキャストやインスタライブ、そしてお店でお会いしましょう♪
茨城県水戸市の小さな喫茶店・コーヒーショップ
SOTO COFFEE(ソトコーヒー)