
好きな映画は繰り返し観たい〜「小さな恋のメロディ」(1971年作)
子供の頃(正確には11歳頃?)、一番好きなアイドルは、ジャック・ワイルドだった。
マークとトレイシーの間で肩を組むジャック。映画館の前に飾ってあった、3人の宣伝写真に憧れた。3人とも、大人びた表情だったな。(映像で見ると幼いのだが) 西洋人はなんてカッコイイんだ!
日本で大ヒット中との情報を得て、家族3人で映画館に見に行った。昔は3本立て上映なんてよくあって、長時間になるが父に頼んで2回目も見た。(つまり4本映画を見たわけだ)
なぜ見たかったかのかって、オープニングの音楽とロンドンの風景にノックアウト。美しい音楽と歌声、見たこともない西洋の風景に憧れ、どうしても、もう一度見たかったのだ。
インザ・モーニング〜🎵
その後、歌声はビージーズと知り、しばらくしてヒット曲連発し、大物になっていく。。l
音楽映画でもある「メロディ」、音楽聴きたさに、その後何回も見る映画になり、60過ぎた今現在、また見る機会があり、楽しめた。
映画を所有したくて、昔はサントラレコード、アラン・パーカーの原作本、英会話教材になったカセットまで買ったなぁ。イギリス英語なのに早口のセリフが多く、覚えたのは、タクシー乗車後の、keep change くらいだった。
初めて見る英国の学校は、子供心に、すべてカルチャーショック。ブレザーの制服、タバコを吸う子供、休み時間の、自由でエネルギーに溢れた生徒達、モダンバレエの授業に、楽器演奏のテストに、食堂でのランチ・・。当時の日本の子供は、目を見張るしかなかった。
トレイシーの家での、午後のお茶の時間に、何故ハムを食べるのかな? 海岸で水着になった2人の脚の長いこと! 興味はつきなかった。
子役でオスカーノミネートの実績がある、ジャック・ワイルド。目がギョロっと大きく、鼻が高く、愛嬌のある表情の演技が好きだった。
マークと2人で、2階建ロンドンバスで放課後遊びに行くシーンが一番好きで、音楽も良かったが(ギブ・ユア・ベスト🎵)、ダンスパーティで、仕方なく女の子と踊るハメになった時の表情演技も上手かったな。
運動会のシーンのラブ・サムバディ🎵は、映像にピッタリでワクワク。今聴いても「若葉のころ」は名曲で、歌詞もいい。マークとトレイシーがデートする風景とドンピシャ。もちろんラストの、CSN&Y の曲も大好きだ。
名曲のおかげで、昔々の作品も、全く古さを感じさせない。自分は歳をとったけど、映像の中の3人は永遠に歳をとらない。映画を見るたびに、自分は子供の頃に戻り、またあの3人に憧れ続ける。永遠に続くかのようなトロッコのラストシーンのように。。。