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[大切なお知らせ]の未来のお話です
こんにちは、[大切なお知らせ]です。
[大切なお知らせ]とは、ソクラテスのいいわけと積分あんずによる完全セルフプロデュースアイドルユニットで、"一人で生きられそうな強い女の子"が二人で生きています。
現在、私たちはミスiDという新しい時代にふさわしいまだ見たことのない女の子を発掘し育てる、講談社さん主催のオーディションに参加しており、
2022年3月21日の卒業式(授賞式)までが、受賞者の選考期間になります。
これまでの、書類選考、自己PR動画、オンライン面接等の活動は、
下記のURLからご覧いただけます。
2月16日にミスiD2022の最終面接が
大きなトラブルもなく、無事に終了しました。
審査員の皆様方は、お忙しい中
本当にありがとうございました。
面接終了後の大反省会の様子はこちらから!
さて、今回の記事では
最終面接で行ったプレゼンテーションの後半部分、
[大切なお知らせ]の「未来の話」をしたいと思います。
①「アイドル」という組織であること
私たちはセルフプロデュースでアイドルをしています。
他のアイドルと違うのは、個々で独立している所です。
一つになるのではなく、私たちは手を繋いでいるので、今までも、これからも各々がそれぞれの方法で、自己表現をしています。
私たちは「アイドル」という名前の「組織」として、活動していきます。
そして、私たちは、それぞれが「アイドル」として、
新しいロールモデルになることを目標にしています。
②ミスiDはアイドル界のパラリンピックなのか
いつか、掲示板で、「ミスiDはアイドル界のパラリンピックだ」と批判している人を見て、ずっとその言葉が頭から離れませんでした。
私たちの人生はオリンピックです。
各々、辛いこと、理不尽なことを経験してきましたが、私たちは今までなんとか、それをハンデとせずに、毎日オリンピックで戦ってきました。
ミスiDは精神疾患を持っている人や、家庭環境が複雑な人が多く、ハンデを持っていることがデフォルトみたいなところがあります。
そして、ミスiDは他のオーディションと違って、そういった部分を救ってきたオーディションなのだと思います。
実際、私たちも今までのミスiDに救われ、たくさん肯定してもらいました。
それでも、私たちは、ずっとオリンピックで戦う必要がありました。
そして、これからの人生もまたどこへ逃げたってきっとオリンピックです。
私たちは、ハンデを背負っていても、辛い過去があっても、その分だけ下駄を履かせて貰って戦うのではいけないと思います。
そのままでいていい、ではなく、過去を過去にして未来へ、またオリンピックで戦うための力を身につけなくてはいけない。
既存の価値観で定められたハンデを背負って、ただ生きるのではなく、自分の力で息ができる世界を見つけなくてはいけない。
そのように考えています。
それが、私たちが「強い」と言われてしまう原因かもしれません。
これからの時代、どんな人にも、どんな過去があっても、自分たちの選択で前に進んで行く必要があります。
救われているだけじゃ成長できません。
私たちは、アイドルだけど、特別顔が可愛いわけでも、歌や踊りが上手いわけでもありません。
世界を変えるなんて、大層な事は出来ないかもしれないけれど、
でもせめて、誰かの何かに寄り添える存在になりたいです。
③消されないWikipediaが欲しい!
これから、私たちは、「アイドル」として、
新しい「文化」になることを目標に、活動していきます。
私たちが[大切なお知らせ]を結成したのは、昨年の7月です。
本来は、ミスiD2023に向けて1年かけて準備をする予定でしたが、今年のキャッチコピーである
「私の魔法は負けない」を見て、勢いに任せてエントリーしました。
しかし、親にアイドルになりたいと言えるわけもなく、友達も少ない。
だれも応援してくれる人がいないという状況で、あるものと言えば、私たちの存在と形だけのTwitterアカウントだけでした。
アイドルユニットを組んでみたもののお互いのことも深く知りませんでした。
お互いを知る為の方法として、たくさん過去の話をして、Wikipediaを制作しあいました。
しかし、すぐに「お前たちは特筆に値しない。」と通報され、消されてしまいました。
せっかく、私たちは生きているのに!と存在を否定されたような気持ちになりました。
私たちにしか出来ないことを追求し、絶対に、特筆に値する存在、「アイドル」として、新しい「文化」になりたいと考えるようになりました。
【最後に】
と、このように、ここまで綺麗事を並べて来ましたが、私たちだって、本当は歌って、踊って、その姿で勇気を与えられる普通のアイドルになりたかった。
しかし、それには、一定の美の基準をクリアして、人から選ばれる必要があります。
私たちには、それが出来ませんでした。
出来なかったけれど、どうしてもアイドルになりたいという気持ちは捨てきれませんでした。
出来なかったから、私たちは、自分で自分を選びました。
ここまで、私たちが話して来たことは決して嘘ではありません。
救われるだけでは意味がない。
どこへ逃げたって、きっと逃げきれないから、過去を過去にして、未来へ進んでいく力をつけなくてはいけない。
心からそのように思っています。
しかし、そのように考えられることで「強い」と断絶されてしまうことは、どうしても納得出来ません。
ミスiDに出ている女の子は、声が小さくて、なんだかクネクネしていて、変なことをしていて、すぐ泣くし、だけど、すごく可愛い。
私たちはこんな可愛さを持っていない!と強い劣等感を感じていました。
しかし、実際に、私たちがこれまでのミスiDに救われて来たことも事実です。
もしかしたら、ミスiDなら私たちのことを認めてくれるのではないか、という甘えで、応募してしまったことも事実です。
二人組なら注目度があがるのではないか、というずるい考えだってしました。
私たちの毎日は、本当に自己矛盾の繰り返しです。
ここまでお読みになっていただき、
本当にありがとうございます。
少しでも[大切なお知らせ]に興味を持っていただけましたら、
スキやTwitterでシェアしてくださると、とても嬉しいです。
ミスiD、最後まで精一杯頑張ります。
応援よろしくお願いします。