社員インタビューVol.5 フロントエンドエンジニア 荒谷治さん
今日はフロントエンドエンジニアの荒谷さんのインタビューをお送りします。「荒谷さんが3人くらい欲しい」などと言われるほど、社内からの人望の厚いメンバーです。映像業界の第一線で長く活躍されてきた荒谷さん。なぜ映像業界からエンジニアへ?Sotasを選んだきっかけは?そしてエンジニアとして大切にしていることや、今後の展望などを伺いました。
—---映像業界からフロントエンジニアへ。きっかけは?
荒谷:CG制作などではプログラミングが必要なため、少々下地はあったのですが、ああしたいこうしたいとだんだん欲が出てきてしまい、独学で学びながら新しい技術に挑戦していきました。当初は、自分の作りたいものを実現するための必要なスキルだったのですが、気づけばエンジニアリングの奥深さに、すっかりはまってしまいました。
—---違う業界へ飛び込むことへの不安はありませんでしたか?
荒谷:長く映像制作には関わってきたので、ある程度自負は持っていたのですが、一方で外の世界のことはほとんど知らないことに気づきました。いつかは映像業界に戻って、自分でサービスを作りたいという思いがあるのですが、いったん映像業界を離れてみて、外の世界を見てみたい、自分の糧になる何かがある、そんな風に感じたんです。
そして将来の自分の武器とできるように、エンジニアリングを徹底的に学び取ろうと思い、持ち前のチャレンジ精神で、この世界に飛び込みました。苦労することも多くありましたが、どんどん新しい技術を身につけていき、エンジニアリングの経験を積んできました。
—---そしてSotasに。決め手は何だったのでしょうか?
荒谷:吉元さんが語る未来にワクワクしたことですね。化学業界はデジタルの力を味方にすることで、ポテンシャルを多く秘めている業界だと感じています。もしそんな世界の実現に自分も貢献できたら、そんな風に感じました。
またこのフェーズであることも決め手になりました。サービスがだんだん形作られていく、お客様のペインに対するソリューションを積み重ねていく、そして迎えるPMF(プロダクト・マーケット・フィット)までの流れの中に自分の試行錯誤も貢献できていて、その過程を間近で体感できることにも強く魅力を感じました。
—---Sotasのエンジニアメンバーについては?
荒谷:最初はVPoEの平岩さん、テックリードの桑原さんに面接をしてもらいました。平岩さんの第一印象は、まるで歴戦の野武士のようだなと(笑)桑原さんは口調も人あたり柔らかで、優しそうな印象を持ちました。
入社してからの印象は、平岩さんは様々なことに挑戦させてくれるだけでなく、困ったときはいつも適切なアドバイスをしてくれる頼れるリーダーで、そしてみんなが働きやすいよう心配りの欠かない方、桑原さんは当初の印象の通り、いつも穏やかでエンジニアへのケアがとても手厚い方です。二人とも、どれだけ忙しくしていても、質問をすればいつでもすぐに、めちゃくちゃわかりやすく教えてくれるので、安心して仕事に打ち込むことができます。
まだこのnoteには登場していないですが、4月に入社されたフルスタックエンジニアの渡部さんは、フロントエンド、バックエンド、さらにはインフラやテストなど、どんなことでも対応ができるまさにフルスタックなメンバーです。優しいお人柄もありつつ、開発においては的確な意見をもらえるので、いつも勉強させてもらっています。
—---Sotasに入社して半年が経ちましたが、調子はいかがですか?
荒谷:メンバーのスキルの高さに日々驚きつつ、私もしっかり学び取っていきたいと思っています。いまはフロントエンドエンジニアという立場ですが、将来的にはバックエンドもフロントエンドもどちらもできるエンジニアに成長したいと思っています。
半年経って、予定と違った部分は、やはりここの部分です。もっとバックエンド比率をあげていけたら良かったなと。というのも、フロントエンドエンジニアがバックエンドも見えていた方が、バックエンドエンジニアのアシストにもなり、みんながすこしずつやりやすくなると思っているからです。
バックエンドの仕様に合わせてフロントの実装すると、コードも複雑化し、処理速度も遅くなってしまうことがあります。また何かを修正する際にも、フロントだけで無理矢理直すより、バックエンドで直したら素直にすっと入った、ということもよくあります。あるときはフロントエンド、あるときはバックエンドの目線で、双方向からプロダクトを俯瞰的に見ることができたら、結果的に開発スピードも向上し、プロダクトの完成度が高くなると考えているからです。
通常のフロントエンドとしての業務はありつつも、もっとバックエンドについてもっと勉強しないと!半年経った今、改めて肝に銘じていきます。
—---荒谷さんはメンバーへの報告が丁寧との定評がありますね
荒谷:報告が足りていなくて、仕事がなくなったことがあるので(笑)コミュニケーションを取りながら、フィードバックを受けながら、開発していくことは意識しています。「あなたはこう言って、わたしはこう受け止めて、(数日後)こういうものができました」では、ちょっと危険ですよね。
映像業界時代にクライアントへ仮の状態でコンテを出した際、クライアントにそれではイメージを掴んでもらえず、結局フィードバックがもらえないまま進んでしまい、結果全然違うな、という苦い経験がありました。
UIの開発にも言えることですが、「仮です」と見てもらっても、相手の中でそのイメージが膨らまないと、当然フィードバックはもらえず、その結果どこか違和感があるものができてしまう。それが積み重なっていくと、どんどんプロダクトも空気も悪くなってしまいます。
そこから学んだことは「仮でも8割できていないといけない」ということ。相手と一緒にイメージを膨らませて、認識をどんどん近づけていく。そのためには、8割できている(仮)をたたき台とすることが重要かと。もちろんそれを相手と共有するためには、その背景含めオーダーをしっかりと理解し、それに対して主体的に考え形作ることを心がけています。そのために必要なコミュニケーションを取ることも大切ですね。相手に安心感を持ってもらいながら、そして自分も自信を持って開発にあたることができるよう、この部分は意識しています。
—---今後、Sotasでどんな風に活躍したいですか?
もしSotasが4つめのプロダクトを作るなら、その時は1から設計して作ってみたいですね。お客様のユーザビリティを実現するために、どういう画面設計をするか。見た目だけではなく、コードも理解した上での画面設計をやってみたいです。
先ほどの回答と重複しますが、そのためにもフロントエンドエンジニアでありつつも、バックエンドの勉強もしっかりやっていかねばと思います。なぜここにボタンがあって、なぜこの色なのか?なぜこのコードなのか?それらを総合的に把握し開発する、そこを強みとできるエンジニアに進化していきたいです。
—---これからどんな人と一緒にSotasで働きたいですか?
荒谷:自分でどんどんやれる方!ですね(即答)前述の通り、わからないことも聞きやすく、フォローし合える雰囲気があるので、ミスを恐れずどんどん前のめりにチャレンジできる環境です。Sotasでは手を上げたら任せてもらえることも多く、いろいろな経験ができると思います。
いろいろな経験と言えば…実は入社1日目に展示会でお客様の呼び込みを手伝いました。私の入社日当日は、社員全員総出で展示会に参加をする日だったので、オンボーディング前にまず、ということで(笑)
まだプロダクトのこともしっかり理解できていない段階ではありましたが、お客様にお声がけしつつ、みんなが説明しているのを盗み聞きしていると、お客様が「まさにそこで困ってるんだよ」とか「それは便利だね」なんてお言葉が聞こえてきて、こういう業界の方へ向けたプロダクトを作っていくんだという実感がわいてきました。半年後の展示会では、わたしもお客様と多少は話せるようになっていて、直接お褒めの言葉をいただけたり、課題をお伺いできたりと、またひとつ、化学業界やお客様を身近に感じることができました。やっぱりお客様と話すのはいいですね。
—---Sotasの6つのValueのうち、荒谷さんの仕事感にマッチするのは?
荒谷:「サーキュラーリスペクト」ですね。お互いをリスペクトできる関係がまずあって、結果的にお客様へ良いサービスが提供できると信じています。そのために、日々のコミュニケーションを大切にし、意見やアイデアを尊重し合いながら協力できたらいいですね。
—---荒谷さん、ありがとうございました!みんな大好き荒谷さん、これからも卓越したコミュニケーション能力で、エンジニアチームを引っ張ってくださいね!