コーチが床にダイブする？！

僕のバスケットボール人生はこの人無しでは考えられません。

そう言えるほど、僕にとってかけがえのない存在です。

その方は
甲府西高校バスケットボール部顧問である
横内裕三先生です。

横内先生は甲府西高校出身でバスケ部のOBであり、僕が高校2年生の時に赴任してきました。

今から綴ることは、先生を心から信頼するきっかけとなった話です。

突然赴任してきた横内先生。

正直、どんな先生なのか全く知りませんでした。

若い先生がきたなーって印象でした。笑

その辺は省略いたします。笑

人を信頼するってめちゃくちゃ大切ですが、
簡単なことではないですよね。

いつだったかは忘れました。

甲府西高校はディフェンスやルーズボール、リバウンドを大切にする高校でした。

練習をしている途中で、ルーズボールを追わない選手がいたんです。

横内先生は練習を止めました。

僕は、怒鳴って終わりかなーと思ってました。
正直。


度肝を抜かれました。

横内先生は部員全員の前でボールを持ち、床にボールを転がして、自らダイブしてとったんです。

顧問の先生が数十人の生徒の前で、何度もボールを転がしてはダイブしてとっていたんです。

それだけではなく、「ルーズボール！！」と叫びながら、何度も。何度も。

何年経ってもこの光景は忘れません。

僕はこの瞬間に
"この先生についていこう"
と心から思いました。

皆さんはどうですか？

生徒の前で、ダイブして叫びながらルーズボールを追えるでしょうか。

僕には無理だったと思います。

今はダイブできるかなって感じですが、できる！と言えない自分がいるのも確かです。

え？それだけ？と思う方もいるかと思います。

ただ僕は、横内先生の"熱さ""泥臭さ""行動力"に心を打たれました。

他の部員がどう感じたかはわかりません。

しかし、僕にとっては忘れられない出来事であり、今でも心から信頼しています。

オフシーズンには必ず西高の部活に顔を出し、練習をして、夜に食事に行っています。

毎年必ず。

一緒に飲み行って昔の話をしながら笑い合う、そんな時を過ごすのが大好きです。

大人になり、恩師と酒を交わすことがこんなに嬉しいことなんだと実感してます！　

長々と書いてしまいましたが

この出来事で僕のバスケットボール人生は大きく変化しました。

横内先生に出会えて本当に良かったです。

今まで教えていただいた先生方ももちろん尊敬していますし、感謝しています！

先生、コーチ、スクールコーチなど子どもたちに関わる立場は沢山ありますが、
生徒の心を動かせる人は何人いるのでしょうか。

僕はそういう大人、選手になれているのか。

自問自答しながら、これからも仲間と、そして任せていただいてるスクールの子どもたちとバスケットボールをしていきたいと思います。

誰かの人生に影響を与えるのは素晴らしいこと。

僕もいつか。

最後まで読んでいただきありがとうございました😊