QOLの話

受傷前のQOLを100とすると、現在のそれは、ええとこ2か3くらいだ。
今後、3.5や4になることは、もしかしたらあるかもしれないが、80や90になることはない。
宝くじが当たるとか、考えられる限りの幸運がこの身に降りかかっても、ない。
この身体であるかぎりは。

自分がそれを一番よくわかっている。それだけに、現在のQOLを上げようとする行為がとても虚しく感じる。
100だったころを知っているのに、5に上がったから何なん?と思う。

自分の生きるうえでの目標を強いて挙げるとすれば、これ以上不幸にならないことだ。
このゴミみたいなQOLをこれ以上落とさないようにする。
そう考えることでようやく、生活動作ができる。
本当ならなにもしたくない。ベッドの上から動きたくない。なにも考えたくない。
動かないと体力が落ちる。そうすると、できていたことができなくなる。結果、ゴミQOLがさらに目減りする。

このまま50年生きることを思うと、適当なとこでやめられればええなとおもう。
これ以上不幸にならない、という目標も、あくまで生きるうえでの目標だ。

現実的なところで、理想は安楽死。目標は自殺を完遂させること。
将来、生きている場合に備えて今はあれこれしている。

もちろん、死にたい、わけではない。
できることなら過去に戻りたい 

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